Ruby 1.9.2では、socket APIが大きく改善され、IPv6にかかわるプロトコル依存の問題などが解決した。また、Timeクラスが再実装され、いわゆる2038年問題(UNIXタイムスタンプを32ビット符号付き整数で管理することによる制限)が解消された。そのほか、より安全な乱数を生成するRandomクラスや、正規表現の拡張、新しいエンコーディングのサポート、IPv6対応の改善など、多くの機能追加が行われた。
なお、16日には、既存バージョンの脆弱性(CVE-2010-0541)に対応したRuby 1.9.1-p430とRuby 1.8.7-p302もリリースされている。
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・Ruby 1.9.2リリース