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デブサミ2011レポート
手間のかかる帳票開発はツールを適用、10分の1の工数で見栄えも良好に

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2011/03/25 14:00

 見積もり、発注、納品、請求……。各ビジネスプロセスでの情報伝達手段として帳票の活用は欠かせない。さらに昨今ではフロント業務でも帳票が使われてはじめている。このように企業の中では基幹業務から個人向けまで様々な帳票が使われている。コーディングをすることなくクラウド環境下でも実現する帳票ソリューションを、ウイングアークテクノロジーズの松下信一氏が紹介した。

 見積もり、発注、納品、請求……。各ビジネスプロセスでの情報伝達手段として帳票の活用は欠かせない。さらに昨今ではフロント業務でも帳票が使われてはじめている。このように企業の中では基幹業務から個人向けまで様々な帳票が使われている。コーディングをすることなくクラウド環境下でも実現する帳票ソリューションを、ウイングアークテクノロジーズの松下信一氏が紹介した。

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 SVF戦略室 松下信一 氏
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 SVF戦略室 松下信一 氏

SVFを使って帳票システムを分離し工数を削減

 企業では伝票や請求書、見積書、発注書など様々な帳票が使われている。最近ではそのような基幹業務の情報伝達手段で使われる帳票だけではなく、例えば生命保険会社では提案書、学習塾では成績表など、フロント業務でも帳票が使われ始めた。またそれらの各帳票も明細行や合計行などデータの内容に応じて印字位置が変化する可変タイプがあったり、専用紙に印刷するものがあったりなど多様化している。

 「基幹業務帳票から個人向け帳票まで、多様化している帳票。それを業務アプリケーションごとにプログラミングするのは意外に手間がかかっているはずだ」と松下氏は「私はCOBOLプログラマだったので」と前置きしながらCOBOLによる帳票プログラムソースを見せ参加者の共感を誘いながら説明を続けた。「当社が提供するSVFという帳票システムを使って業務アプリケーションから帳票部分を分離・連携し、このような複雑で面倒くさく工数のかかる仕事から解放してみないか」と松下氏。

 ウイングアークテクノロジーズが提供するSVFは、帳票設計や帳票出力をするモジュールに加え、Javaや.NETなどの既存の業務アプリケーションとAPIやファイルインタフェース(CSV、XMLなど)などで連携するインターフェースなど、複数のモジュールで構成されている。

 「今回は代表的な二つの製品、帳票開発ツール『SVFX-Designer』と帳票運用ツール『Report Director Enterprise』を紹介したい」(松下氏)

複雑な帳票も容易に作成、アプリケーションごとに異なっていた運用も一元化

 「SVFX-Designer」は、固定帳票はもちろん、可変帳票、伝票などの従来の業務帳票のほか、チャートが入ったものや提案書、間取り図などのBtoC向けの帳票、さらには多言語にも対応した帳票の開発も可能だ。

 「帳票フォーム設計機能画面では、印字位置の調整や部数などの基本設定およびデータフィールドの属性設定などができるほか、計算式もこの画面で設定できる。QRなどの二次元バーコードに加え画像などの貼り付けも可能。これを使えば帳票開発にかかる工数は、スクラッチで開発する場合と比較して、10分の1ぐらいに削減される」と松下氏は実際に「SVFX-Designer」を操作し、お絵かきツール感覚で作っていけることを証明した。

 次に松下氏が紹介したのが「Report Director Enterprise(RDE)」。RDEを使えばこれまでERPや業務パッケージソフト、個別開発したシステム、Webシステムなど、これまでアプリケーションごとにバラバラだった帳票の運用を一元管理できるようになるという。

 「RDEは運用に適した3つの印刷を用意している」と松下氏。第一は、オペレータからの要求でプリンタ出力するオンデマンド印刷。第二はサーバ接続のプリンタに自動印刷ができるダイレクト印刷。第三は遠隔地のプリンタへ自動出力できるリモート印刷である。操作画面も非常に使いやすい作りになっている、各社のプリンタードライバを標準装備しているのも同製品の特徴だ。

 SVFX-DesignerとRDEを導入した企業の中には印刷帳票枚数を170万ページ削減できたり、SAPのERPパッケージと連携することで、帳票開発コストを削減できたりしているという。

 さらに松下氏はクラウド環境に対応した帳票ツール「帳票クラウド」を紹介。帳票クラウドは開発、運用、保存、連携、さらにはクラウド内の状況を確認し経過状況を把握するためのモニタリングという5つのツールを提供する。「帳票クラウド for 開発 SVF Web Designer」は先に紹介した「SVFX-Designer」のWeb版で、同等以上の機能をもつ。チームエンジニアリングが容易にできるよう、権限設定も可能。帳票の履歴管理機能も付属しており、多国語にも対応している。

 最後に松下氏は総合帳票基盤「RDE」をアマゾンのクラウドサービス「EC2」にRDEをインストールし、EC2にあるデータベースを読み出して、登壇上に置いたインクジェットプリンタでオンデマンド印刷をするというデモを実施。スムーズにデータを読み出し、速やかに帳票印刷ができることを披露した。

帳票の開発・運用ツールに加え、連携インターフェース、保存ツールも用意
帳票の開発・運用ツールに加え、連携インターフェース、保存ツールも用意
お問い合わせ

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

東京都渋谷区円山町28-5 1st渋谷ビル

http://www.wingarc.com/



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