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「PyCon JP 2011」レポート

運営スタッフが振り返る「PyCon JP 2011」の模様と今後の展望

「PyCon JP 2011」運営レポート

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Open Space

 広報担当保坂です。Open Spaceでは、以下の画像のようなホワイトボードを用意し、参加者がテーマ・内容を書き込み、自由に部屋を使えるようにしました。

Open Spaceの時間割ホワイトボード
Open Spaceの時間割ホワイトボード

どのように使われたか

 当日、Open Spaceのホワイトボードに書き込まれたのは、以下のようなセッションでした。

  • 北神さんによるDesign Doc
  • 松尾さんによるGoole App Engine
  • @aodagさんによるWSGI

 どのセッションも、Open Spaceということもあり参加者があまり多すぎず、発表者への質問がしやすい雰囲気であったため、随所で質問があがりつつ進められてれていました。

 また、Open Space参加者以外でも、部屋の机と椅子と電源を使うために集まっていた人も多かったように思います。そういった人が集まる場であるならば、Open Spaceの部屋として使いつつも、たまり場として提供することで「出会い系」として意味のある場になるような仕組みを提供できると良いのかもしれません。

 今回は通常のセッションと平行しているためOpen Spaceの時間をあまり多く用意できませんでしたが、今後はOpen Spaceのみの時間帯を作って、より規模を大きくしたいと思っています。

Office Hour

 Office Hour担当の杵淵です。Office Hourは「Pythonのすごい人と気軽に話せる」というコンセプトで開催しました。

 会場の廊下の一角にホワイトボードと長机を設置し、お菓子と飲み物を楽しみながら講師役の人と談笑できる席を設けました。

Pythonの父 Guido氏とビデオチャットで会話するOffice Hour参加者
Pythonの父 Guido氏とビデオチャットで会話するOffice Hour参加者

 あるテーマでは活発な意見交換が行われたり、他のテーマではHack-a-thonが開始されたり、貴重な出会いの場として活用されていて30分という枠では足りないくらいでした。Office HourスペシャルゲストのGuidoの回では質問者がほぼ絶えることなく、ビデオチャットの画面の後ろに質問者が列を作っていました。

 セッションの発表者やエキスパートPythonプログラミングの翻訳者がいる回では人が来ていた反面、人があまり来ない回もあり質問に来ること自体のハードルの高さを感じました。Office Hourに参加するにはメインのセッションに参加せずOffice Hourの場所に来ないといけないというのも、参加するデメリットとして大きなものだと思います。

 この成果と反省を踏まえて、次回のPyCon JPでもOffice Hourを開催していきたいと思います。そこでも今回と同じように出会いを大事にし、PyCon JPに来てくれた人達に貴重なコミュニケーションの機会を提供していきます。

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Party

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この記事の著者

保坂 翔馬(ホサカ ショウマ)

どこにでもいる普通のプログラマ。 主にPython界隈で活動中で、勉強会に出没したり、PyCon JP運営チームに参加するなど。 最近はPyPyに興味を持って開発・翻訳などをしたりしている。 パーフェクトPythonの著者の一人 PyCon APAC 2013副座長 Python mini Hack-a-thonの主催の一人 趣味は自転車・バイク・ボルダリングなど。 Twitter: @shomah4a ブログ: プログラマのネタ帳 二冊目

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鈴木 たかのり(スズキ タカノリ)

PyCon JP 2016座長。 株式会社ビープラウド所属部内のサイトを作るためにZope/Ploneと出会い、その後必要にかられてPythonを使い始める。PyCon JPでは2011年1月のPyCo...

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寺田 学(テラダ マナブ)

一般社団法人PyCon JP 代表理事。Plone Foundation Ambassador。株式会社CMSコミュニケーションズ 代表。NVDA日本語チーム 監査。Zope/Ploneの専門家として,大学系・公共系などのCMSコンサルティングや構築を手がけている。PyCon JPには、初回からスタッフとして活動。他のOSS活動も行っている。開発者してはPloneコアコミッターとして,Ploneの開発にも携わっている。Tw...

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遠藤 隆尚(エンドウ タカナオ)

Vettl Inc. CTO地ビール・サンクトガーレン湘南ゴールドとサーフィンのために日々働く。Google App Engineなどで全般的にPythonを使うかたわら、Erlang製のWebSocket Server Shirasu.wsを開発している。Twitter: @MiCHiLU ブログ: 湘南ぱいそん

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杵渕 朋彦(キネブチ トモヒコ)

一介のプログラマ。エンタープライズなところで仕事をしていて普段はJavaを使っている。Pythonは個人の活動で使用している。主に言語そのものや理論に興味があり、CPython 3.2ソースコードリーディングスタート代数を開いている。Twitter: @cocoatomo

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畠 弥峰(ハタ ヒロタカ)

PyCon JP 2016 チュートリアル担当。 Webアプリケーションを中心に10年近くPythonで仕事をしている。PyCon JPには2011年からスタッフとして活動。 Twitter: @flag_boy

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池 徹(イケ トオル)

雑食ソフトウェアエンジニア教育研修コンサルタント、システムインテグレータ、外資系サーチエンジンを経て、オーストラリアの企業から忍者の称号を授るが抜け忍となる。現在は職を探すべく暗躍中。2011年の初夏にEuroPythonに行って以来、PyPyにのめり込み、ついには日本コミュニティ pypy-ja の立ち上...

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森本 哲也(モリモト テツヤ)

一介のプログラマ。Anacondaのソースを読み始めたきっかけから Python という言語の特徴やプログラミングに興味をもつようになる。 プログラマとして生きていくにはどうすれば良いかを日々考えている。 オープンソースやそのコミュニティが大好き。Twitter: @t2y ブログ: forest book

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清水川 貴之(シミズカワ タカユキ)

ドキュメンテーションツール Sphinx のメンテナ。 Sphinx-users.jp 運営。 一般社団法人PyConJP理事。 株式会社ビープラウド所属。 著書/訳書:「Pythonプロフェッショナルプログラミング第2版」「Sphinxをはじめよう」「Pythonプロフェッショナルプログラミング」「エキスパートPythonプログラミング」。 http://about.me/shimizukawa

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6151 2011/09/15 14:00

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