開発環境の設定
Windows AzureでNode.jsアプリケーションを作成するに先だって、開発環境の設定方法について説明します。
Windows Azureサブスクリプション
Windows Azureを利用するためには、サブスクリプション契約が必要です。現在、3か月の無料評価版を利用できます。申し込みには、クレジットカードが必要ですが、制限を緩和しない限り課金されることはありません。「フリートライアル」から申し込んでください(図2)。「Windows Azure サブスクリプション申し込み~サービス利用 Step by Step」の手順が参考になります。
無料評価版では、750時間のコンピューティングリソースが付属します。これは、Sサイズ(注2)のWindows Azureを1か月間起動し続けるのに十分な時間です。また、サブスクリプションの申し込みをしなくても、後ほど説明するエミュレーターを利用して開発環境での実行確認までは行えます。
1.6GHz相当のCPUを1つと、2GBメモリを搭載した仮想マシンです。
Windows Azure SDK for Node.jsのインストール
Windows Azure SDK for Node.js(以降SDK for Node.js)をインストールします。
[1]SDK for Node.jsをダウンロードする
SDK for Node.jsは、以下のWindows Azureの「ダウンロードサイト」からダウンロードできます。ダウンロードサイトを開き、Node.jsの[Install]ボタンをクリックします(図3)
[2]Web Platform Installerからインストールする
インストールボタンをクリックすると、Web Platform Installer(以降、Web PI)と呼ばれるインストーラーが起動します(図4)。Web PIは、SDK for Node.jsのみのインストールではなく、他に必要なソフトウェアのインストールやIISの設定を同時に行ってくれます。[インストール]ボタンをクリックしてインストールをしてください。
同時にインストールされるものは、以下になります。
インストール構成物 | 概要 |
Windows Azure Authoring Tool | Windows Azureのパッケージを作成するツール群。 |
Windows Azure Emulator | Windows Azureの疑似実行環境(エミュレーター)。 |
IIS | Windows 標準のWebサーバーで、Windows Azure エミュレーターの実行に必要な構成設定。 |