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IE 7やNetscape 7風のタブページ型Webブラウザを作成する

GcTabControlコントロールでタブブラウザを自作する

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2006/10/16 00:00

TabPlus for .NET 2.0JのGcTabControlコントロールは、いろいろなタイプのタブページを提供するコントロールです。タブの見た目も簡単に変更できます。そこで、今回はこのGcTabControlコントロールとWebBrowserコントロールを組み合わせて、Internet Explorer 7やNetscape 7風のタブブラウザを自作してみます。

目次
タブページでWebページを表示する
タブページでWebページを表示する
空のタイトルページをクリックすると、新しいタブが追加される
空のタイトルページをクリックすると、新しいタブが追加される

はじめに

 TabPlus for .NET 2.0J のGcTabControlコントロールは、いろいろなタイプのタブページを提供するコントロールです。タブ形状の種類が豊富で、タブをグラデーションで塗りつぶしたり画像を組み込むことができます。そして、これらのタブページのデザインは、デザイン用のダイアログを使用して簡単に行えます。

 WebBrowserコントロールは、.NET Framework 2.0から標準で組み込まれたコントロールで、インターネットエクスプローラのコアコンポーネントです。このコンポーネントを自作のプログラムに組み込んで、オリジナルのWebブラウザを作成できます。

 そこで、今回はこのGcTabControlコントロールとWebBrowserコントロールを組み合わせて、Internet Explorer 7.0やNetscape 7.0風のタブブラウザを作成してみます。

対象読者

 Visual Basic 2005を使ってプログラムを作ったことがある人。

必要な環境

 Visual Basic 2005またはVisual Studio 2005、およびインターネットに接続できる環境。

プログラム実行時の注意事項

 本稿の実行ファイル(バイナリファイル)を動かすには、zipファイルに同梱してある以下のファイルが必要になります。

  1. GrapeCity.Win.TabPlus.v20.dll
  2. ja\GrapeCity.Win.TabPlus.v20.resources.dll

 これらを実行プログラムと同じフォルダに格納します。「2.」は、exeファイルのあるフォルダにサブフォルダ「ja」を作成しそこに配置してください。

 また、.NET Framework 2.0から追加されたクラスやメンバを使用しているので、.NET Framework 2.0がインストールされていることが必須条件です。

作成するGUIの構成

 今回のプログラムは、フォームにGcTabControlコントロールを組み込み、初期値で組み込むタブページは1つだけにします。後は、プログラム実行時にタブページを追加し、そこにWebBrowserコントロールを配置してWebサイトのコンテンツを表示するようにします。

 またWebBrowserコントロールは、フォームデザイナで配置するものと、コードから作成するコントロールの2つを操作します。

 GUIは、VSのコモンコントロールと、InputMan for .NET 4.0Jのコントロールを組み合わせて使用します。

GUIで使用するコントロール
GUIで使用するコントロール

コンポーネントのインストール

 今回使用するTabPlus for .NET 2.0Jのインストーラは、グレープシティのWebページからダウンロードできます。製品ページ左側の[ダウンロード]-[トライアル版]をクリックし、ダウンロード方法([FTP]または[HTTP])を選択してください。ファイルはLZH形式で圧縮されています。

 有償のコンポーネントですが、プロダクトキーを入力せずにインストールすることで、トライアル版として使用できます。トライアル版の試用期間はインストール後から60日間です。制限事項などの詳細については、インストーラに同梱されているリリースノートを参照ください。

コントロールの追加

 TabPlus for .NET 2.0Jをインストールしたら、ツールボックスに専用のタブを作成し、TabPlus for .NET 2.0Jのコンポーネントを追加します。追加するコンポーネントは、[.NET Frameworkコンポーネント]タブの「名前空間」が「GrapeCity.Win.TabPlus」のコンポーネントです。

GrapeCity.Win.Input名前空間のコンポーネントを追加する
GrapeCity.Win.Input名前空間のコンポーネントを追加する

 フォームにコントロールを配置していきますが、ToolStripとGcTabControlコントロールをDockプロパティでうまくフォームにフィットさせるために、Panelコントロールを使ってレイアウトを組み立てます。

  1. まず、ToolStripコントロールをフォームに配置します。自動的にフォームの上部に配置されます。
  2. 次にPanelコントロールをフォームに配置し、DockプロパティをFillにします。
  3. Panelコントロールの上にGcTabControlコントロールを配置し、DockプロパティをFillにします。
  4. GcTabControlコントロールの最初のタブページ(GcTabPage1)の上にWebBrowserコントロールを配置し、DockプロパティをFillにします。
  5. Panelを使わずにToolStripとGcTabControlコントロールをDockプロパティをFillにして配置すると、GcTabControlコントロールのタブが隠れてしまいますので、Panelを介してGcTabControlコントロールを配置します。
  6. GcTabControlコントロールのTabPagesプロパティをクリックし、タブページ(TabPage2)を削除します。
  7. タブページ(TabPage2)を削除する
    タブページ(TabPage2)を削除する
  8. Timerコントロールを配置します。IntervalEnabledプロパティはそのままにします。

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著者プロフィール

  • 瀬戸 遥(セト ハルカ)

    8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

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