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C++Builder XE2+FireMonkeyで昔のラケットゲームを再構築してみる(1)

15年前の入門書の課題を、最新の開発環境を使って再挑戦

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スコアや予備ラケットを表示するボックスを配置

パネルの上にパネルを置く

 次に、Panel1の上にスコアや予備のラケットを表示するボックスを配置します。これらのもボックスもPanelを用いて作成しますが、効率よく配置するために、レイアウト用のPanelを用いてその上に配置します。ツールパレットの「Standard」カテゴリ内のTPanelをマウスでクリックして選択し、Panel1上で再度マウスをクリックします。このとき、構造ペインで、Panel2がPanel1の子項目となっていることを確認してください。

 もし、Panel1の下にない場合は、構造ペイン上で、Panel2をドラッグしてPanel1上にドロップします。

 正しい親子関係になっていることを確認したら、Panel2のプロパティを設定します。

Panel2
プロパティ
Align alRight

 Panel2コンポーネントは右寄せになりますから、左のボーダーをマウスでドラッグして幅を調整してください(図6)。

図6 レイアウト用Panelの配置
図6 レイアウト用Panelの配置

表示用のパネルをさらにその上に

 配置したPanel2の上に、さらにPanelを2つ配置します。それぞれPanel2の子項目となるように配置して、AlignプロパティをalTopとalClientに設定すると、これらのPanelは、Panel2の領域に自動的に配置されます。2つのコンポーネントのプロパティを次のように設定してください。

上のPanel
プロパティ
Name ScreenPanel
Align alTop
StyleLookup BlackPanel
下のPanel
プロパティ
Name RacketPanel
Align alClient
StyleLookup BlackPanel

 StyleLookupに設定しているのは、先ほど作成したスタイルです。これで、色が黒に変わります。

START/STOPボタンを配置する

 次に配置するのはボタンです。使用するコンポーネントは、TSpeedButtonです。このコンポーネントは、TButtonと違いフォーカスを得ることがありません。このフォームでは、入力フォーカスを与えることのできるコントロールを配置しません。キーボードからの入力は、フォームで処理されます。

 SpeedButtonは、Panel1の上に配置します。図7を参考にレイアウトを調整してください。

図7 SpeedButtonの配置
図7 SpeedButtonの配置

 SpeedButtonは、ボタンとはいえ、スタイルを何も設定していないとボタンだと認識できません。このコンポーネントにもスタイルを設定してみましょう。

次のページ
ボタンのスタイルを定義する

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