本連載はこれまで、システムの地図を作るための基本的な考え方と調査分析方法を説明してきました。今回から2回にわたり、具体的なまとめ方を紹介していきます。まずは、UMLを拡張する方法です。既存システムの分析は調べたことを整理するのではなく、調べたことを分析しシステムの機能と役割を明確にすることが目的です。システムを限られた記号(UMLアイコン)を使い、記述パターンに沿って組み立てることで、スムーズにシステムの形を明らかにします。
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神崎 善司(カンザキ ゼンジ)
(株)バリューソース代表大手SIerにおいて大小10システム以上のプロジェクトリーダを勤め、20年ほど前に独立。2002年から5年間(株)豆蔵での社員も兼任しながら要件定義などの上流工程のコンサルティングを行う。2008年に要件定義手法「リレーションシップ駆動要件分析(RDRA)」を開発し現在はその...
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