ftpによる配置
Webサイトはftpによる配置もサポートしています。FTPサイト名は管理ポータルからWebサイトの管理画面を開き、ダッシュボードから確認できます(図7)。①がftpサイト名、②が接続時のユーザー名となります。
作成直後のWebサイトにftpコマンドで接続した例です。注意する点として、ユーザー名はGitに接続する場合と異なり、バックスラッシュを含む形ですべて指定してください(例 codezinesample\committer)。
~$ ftp waws-prod-bay-001.ftp.azurewebsites.windows.net Connected to waws-prod-bay-001.ftp.azurewebsites.windows.net. 220 Microsoft FTP Service Name (waws-prod-bay-001.ftp.azurewebsites.windows.net:statemachine): codezinesample\committer 331 Password required for codezinesample\committer. Password: 230 User logged in. Remote system type is Windows_NT. ftp> ls 200 PORT command successful. 125 Data connection already open; Transfer starting. 09-17-12 07:53AM <DIR> LogFiles 09-17-12 07:59AM <DIR> site 226 Transfer complete. ftp> cd site/wwwroot 250 CWD command successful. ftp> ls 200 PORT command successful. 150 Opening ASCII mode data connection. 09-17-12 07:52AM 65875 hostingstart.html 226 Transfer complete.
Webサイトのルートは、「site/wwwroot」になります。ここにファイルを格納すれば配置することができます。
まとめ
LinuxからもWindows AzureのWebサイトを利用して簡単利用できることが理解いただけたでしょうか。Windowsという名前がつくためLinuxをベースとするPHP、Node.jsのユーザーからは敬遠されがちかもしれませんが、問題なく利用することができます。
現状ではすべてをコマンドラインで簡潔することはできず、管理ポータルにアクセスする必要がありますが、コマンドラインで完結するよう今後のアップデートを期待しましょう。