C1ReportViewerコントロールの概要
「ReportViewer for ASP.NET Wijmo」のC1ReportViewerコントロールは、レポートを作成しWebページに追加する機能を持ったコントロールで、忠実度の高いグラフィカル形式で独特のピクセルパーフェクトなレポートを出力します。
ズーム、ページング、サムネイル、アウトラインなどの豊富な機能を持ち、ナビゲーション、検索、印刷、エクスポートなどの組み込みツールバーがあらかじめ実装されており、ユーザに操作しやすいユーザインターフェースを提供できます。
さらに、Crystal Reports、Microsoft Access、Microsoft SQL Reporting Servicesを含めてさまざまなレポート形式と統合しやすくなっており、ユーザは任意のWebレポートを印刷可能なWeb文書に高速に変換することができます。
C1ReportViewerコントロールは、レポート定義ファイルをもとにレポートを作成します。レポート定義の作成には、「ComponentOne Studio for ASP.NET Wijmo 2012J」に含まれている「C1Reportデザイナ」を使用します。
このデザイナは、多くのデータベースアプリケーションをサポートし、独自のレポート定義を作成することができます。
また、以下に示す数多くの特徴を持っています。
ブラウザに関わらずピクセルパーフェクトなレポートを表示
C1ReportViewerはWebPaperを使用して独特のピクセルパーフェクトなレポートを出力します。ComponentOneのWebPaper技術を使用して忠実度の高いグラフィカル形式でレポートを描画できます。
最新の対応ブラウザは、「ComponentOne Studio for ASP.NET Wijmoのクロスブラウザ対応について」で確認できます。
Crystal Reports
C1ReportViewerは、Microsoft AccessおよびCrystal Reeportsの両方の機能に対応します。C1ReportDesignerでボタンをクリックするだけでAccessのレポートファイル(MDBファイル)とCrystal Reportsファイル(RPTファイル)をインポートできます。
Microsoft AccessとSQL Reporting Servicesレポート
C1ReportViewerは、Microsoftレポート技術を広範囲にサポートしています。ビューアは、AccessとSQL Reporting Servicesレポートの両方に対応しています。RDLに対応し、WebPaper技術を使用してWebアプリケーションに組み込まれている既存の企業レポートを利用できます。
ズーム
デフォルトで、レポートがページに合わせるように拡大されますが、実寸で表示したり、ページまたは内容の幅がプレビューウィンドウに合うように設定したりすることができます。また、Zoomプロパティの値を設定してカスタムズームモードを設定することもできます。
エクスポート
レポートをExcel、PDF、HTMLなど、さまざまなポータブル形式で出力でき、簡単にメールに添付したり、他の企業と共有したりできます。
アウトラインの自動生成
レポートグループに応じて自動的にアウトラインツリーが作成され、Adobe Readerでレポート内の任意の場所へ移動できます。ツリー内の各ノードがレポートのグループヘッダセクションを示します。非表示のグループヘッダセクションは、PDFでアウトライン項目を生成しません。
ページング/スクロールによるナビゲーション
C1ReportViewerの表示ペインでは、ページングとスクロールによるナビゲーションが可能です。ユーザがボタンをクリックするだけで任意のビューに切り替えられます。