米Amazon Web Servicesは、ペタバイト規模のクラウドベースデータウェアハウスサービス「Amazon Redshift」の提供を、15日(現地時間)に開始した。
「Amazon Redshift」は、数百ギガバイトからペタバイト以上まで拡張可能で、「AWS Management Console」上にて数回クリックするだけで、起動させることができ、テラバイトあたり年間1000ドル以下で使える。
発表は、2012年11月のre:Inventカンファレンスで、その後に行われた限定公開では、テラバイトからペタバイトのデータセットを扱う、ソーシャル、ゲーム、モバイル、広告、製造、ヘルスケア、Eコマース、金融サービスなど幅広い業界の、スタートアップからグローバル企業までさまざまな企業によって利用された。
データウェアハウスにかかるコストを大幅に軽減するだけでなく、膨大なデータを迅速かつ容易に分析可能となっている。また、あらゆるサイズのデータセットをコンピューター上で分析する際に、SQLベースの既存ビジネスインテリジェンスツールを使用する場合でも、クエリ速度を大幅に増加させることができる。
データウェアハウスや、従来からの分析ワークロード用データベースよりも大幅に高い性能を提供するために、列指向データストレージ、データ圧縮、高性能I/Oやネットワークなどさまざまな技術を利用する。一般的に必要とされるデータウェアハウスのプロビジョニング、設定、監視、バックアップ、スケーリング、データ保護などに関する作業は、自動で行う。
「Amazon Redshift」は、現在US East(N. Virginia)で利用可能で、数か月以内にAWSの他のリージョンでも利用可能となる。
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・アマゾンウェブサービス
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