CodeZine(コードジン)

特集ページ一覧

JavaScriptテンプレートエンジンJsRenderの便利な機能

徹底解説JsRender/JsViews 第2回

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2013/09/20 14:00
目次

属性コンバーター

 HTML属性を出力する場合は、:の前にattrを指定して属性コンバーターを使用します。

リスト5 属性コンバーターを使ったHTMLの出力(JsRender2_sample3.html)
<script id="itemTemplate" type="text/x-jsrender">
  <b>{{>name}}</b>の値段は<b>{{>price}}円</b>です。<br/>
  重さは<b>{{>weight}}グラム</b>です。<br/>
  <img src="images/mikan.png" alt="{{attr:imageAlt}}" />
</script>

 属性コンバーターはHTMLコンバーターとまったく同じものです。

 本来、<や>などの一部の文字を属性コンバーターで変換する必要はありません。しかし、より安全にHTMLを出力するために、属性コンバーターはHTMLコンバーターと同じ文字を変換します。

 これら2つのコンバーターは同じものですが、将来仕様が変わる可能性もあります。属性を出力するときは属性コンバーターを、それ以外のHTMLを出力するときはHTMLコンバーターを使うとよいでしょう。

URLコンバーター

 URLを出力する場合は、:の前にurlを指定してURLコンバーターを使用します。

リスト6 URLコンバーターを使ったHTMLの出力(JsRender2_sample4.html)
<script id="itemTemplate" type="text/x-jsrender">
  <b>{{>name}}</b>の値段は<b>{{>price}}円</b>です。<br/>
  重さは<b>{{>weight}}グラム</b>です。<br/>
  <img src="{{url:imageUrl}}" alt="{{attr:imageAlt}}" />
</script>

 URLコンバーターは、JavaScriptのencodeURI関数を呼び出してURLを変換します(*1)。

*1

 1詳しくはECMA-262、および、JIS X 3060を参照してください。

複雑なデータモデル

 データモデルには、配列や入れ子構造になっているオブジェクトを指定できます。

配列のデータモデル

 renderメソッドに配列を渡すと、配列の要素を順に出力します。

リスト7 配列のデータモデル(JsRender2_sample5.html)
var items = [{
    name: "みかん",
    price: 100,
    weight: 60
},{
    name: "りんご",
    price: 200,
    weight: 200
}];
図3:配列のデータモデル
図3:配列のデータモデル

パスを指定する

 これまでは、便宜上JsRenderのタグを{{:プロパティ名}}と表現してきましたが、正確にはプロパティ名だけではなく、パスや式を指定できます。

 データモデルのオブジェクトが入れ子構造になっていたり、配列を含んでいたりする場合、パスを使って下位のオブジェクトを指定できます。パスを指定する方法は、JavaScriptで入れ子構造になっているオブジェクトのプロパティを取得する方法と同じです。

リスト8 入れ子構造のデータモデル(JsRender2_sample6.html)
var item = {
    name: "みかん",
    price: 100,
    weight: 60,
    image: { url: "images/mikan.png", alt: "みかん画像" }
};
リスト9 パスを使ったテンプレート(JsRender2_sample6.html)
<script id="itemTemplate" type="text/x-jsrender">
  <b>{{>name}}</b>の値段は<b>{{>price}}円</b>です。<br/>
  重さは<b>{{>weight}}グラム</b>です。<br/>
  <img src="{{url:image.url}}" alt="{{attr:image['alt']}}" />
</script>
図4:パスを使ったテンプレート
図4:パスを使ったテンプレート

 このように、ピリオドやブラケットを使って出力するオブジェクトを指定できます。

式を指定する

 JsRenderのタグには式を書くこともできます。割り算や足し算、比較などの式を使えます。ただし、代入やメソッドの呼び出しはできないので注意してください。

リスト10 式を使ったテンプレート(JsRender2_sample7.html)
<script id="itemTemplate" type="text/x-jsrender">
  {{>weight}}gは{{>weight/1000}}kgです。
</script>
図5:式を使ったテンプレート
図5:式を使ったテンプレート

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バックナンバー

連載:徹底解説JsRender/JsViews

著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト やましぎ (ヤマシギ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

あなたにオススメ

All contents copyright © 2005-2021 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5