WindowsストアアプリでWeb APIを使用してみよう
作って学ぶ! 新人研修/Windowsストアアプリで電子カタログを作ろう(6)
本連載は、IT業界に入ったばかりの新米エンジニアや、IT業界を目指す学生さんを対象とした、アプリケーション開発講座です。なにから勉強を始めて良いか分からないと迷っている方と一緒に、サンプルアプリを使った実践形式で「分かる」と「できる」そして「ものづくりってたのしい!!」を体感していきます。本連載では、Windows 8上で動くシンプルな商品カタログを作り、基本的なプログラムと動作を確認します。さらに、それをカスタマイズして、オリジナルのアプリを作ります。
はじめに
前回は、Visual Studioを使ってWindowsストアアプリで旅行カタログアプリケーションを作成し、旅行先の写真や情報などを表示するためのListViewコントロールについて説明しました。最終回である今回は、Web APIを使用して旅行先の地図を表示するプログラムについて説明します。
対象読者
本記事は、次の方を対象にしています。
- アプリケーション開発がはじめての人
- HTML/CSSでWebサイトを作ったことがある人
必要な環境
本連載で紹介する環境は次のとおりです。
- OS:Windows 8 Pro
- IDE:Microsoft Visual Studio Express 2012 for Windows 8
Web APIってなんだろう?
旅行先を決めるときに、目的地の地図があれば、アクセスの方法や周辺の観光スポットの有無などを知ることができます。そこで、旅行カタログアプリでは地図を表示したいと思います。
せっかく地図を表示するのであれば画像だけではなく、スクロールしたり拡大縮小したりできたほうが便利です。
そんなときに使えるのが、「Web API」というプログラムです。このWeb APIというプログラムを使えば、インターネット上で公開されているさまざまな情報をアプリケーションの中に簡単に取り入れることが可能です。
Web APIを使うと、地図/天気予報/株価情報のほかにも、郵便番号/図書館の蔵書/SNSのデータ/動画や音楽/交通などの情報をインターネットから取得でき、その情報をアプリケーションの中で利用することができます。
もう少し具体的にWeb APIの仕組みを見ていきます。
通常のアプリケーションでは、プログラムで使用するデータは、アプリケーション開発者が用意する必要があります。同時に、これらのデータの追加/更新/削除なども行う必要があります。Windowsストアアプリのようなクライアントアプリケーションの場合、株価情報などリアルタイムに変化するデータについては、別途データベースサーバを構築し、そこで一元管理する必要があります。
そこで、これらのリアルタイムデータをインターネット上から取得できるようにするプログラムがWeb APIです。具体的には、インターネット上のサーバで提供された「データのみ」をネットワーク経由(HTTPプロトコル)でクライアントアプリケーションが取得し、そのデータをグラフなど分かりやすい形でデータを表示させます。
Web APIを利用することで、開発者は、インターネットから得られるさまざまな情報を使って、アプリケーションを作成することができます。
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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WINGSプロジェクト 阿佐 志保(アサ シホ)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook
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