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Microsoft Azureでのモバイルアプリ開発、ことはじめ

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[5]テーブルの新規作成

 手順1で作成したモバイルサービスの[クイックスタート画面]-[Xamarin]-[2.テーブルを作成する]欄から、[TodoItemテーブルを作成する]ボタンを押下します。作成が完了すると、図22のように、ボタン脇に[TodoItemテーブルが作成されました。]と表示されます。

図22:TodoItemテーブルの作成完了
図22:TodoItemテーブルの作成完了

[6]サンプルアプリケーションのダウンロードと実行

 手順1で作成したモバイルサービスの[クイックスタート画面]-[Xamarin]-[3.アプリケーションをダウンロードして実行する]欄から、プルダウンリストより[Android]を選択し、[ダウンロード]ボタンを押下します。任意の場所にファイルをダウンロードし、解凍してください。

図23:サンプルアプリケーションのダウンロード
図23:サンプルアプリケーションのダウンロード

 ダウンロードしたソリューションを、手順4で起動したXamarin Studioから開きます。

 [ファイル]-[開く]を選択し、上記で解凍したフォルダから[*.sln]ファイルを選択して、[Open]ボタンを押下します(サンプルでは、mobilesample201402.slnファイル)。

図24:Xamarin Studioからソリューションの展開
図24:Xamarin Studioからソリューションの展開

 ソリューションが展開されると、Visual Studioと類似した画面が表示されます。

 図25のように、メニューバーの下にある、プルダウンが[Debug]になっているのを確認し、左横の三角形のマークのボタンを押下して、デバッグを開始します。

図25:サンプルアプリケーションのDebug実行
図25:サンプルアプリケーションのDebug実行

 [Select Device]画面が起動したら、適当なEmulatorを選択して、[Start Emulator]ボタンを押下し、図26のようにEmulatorが起動したら、そのEmulatorを選択して、[OK]ボタンを押下します。

図26:Emulatorの起動
図26:Emulatorの起動

 Emulatorが開始し、アプリケーションが起動されると、図27のような画面が表示されます。

注意

 Emulatorの起動からアプリケーションの起動まで、5分以上かかる場合があります。Xamarin Studioのメニューバー配下にあるステータスを随時確認してください。

図27:サンプルアプリケーションの起動
図27:サンプルアプリケーションの起動

[7]サンプルアプリケーションの操作

 今回のサンプルアプリケーションは、ToDoアプリケーションなので、[Add a ToDo item]テキストボックスにテキストを入力して、[Add]ボタンを押下すると、図28のようにToDo itemが追加されます。

図28:Emulatorの起動
図28:Emulatorの起動

 これはモバイルサービスのテーブルにも即時反映されています。

 手順1で作成したモバイルサービスの[データ]タブ-[TodoItem]テーブルを選択すると、先ほどのテキストが追加されていることが分かります。

図29:モバイルサービスのテーブルに追加した項目が追加されている様子
図29:モバイルサービスのテーブルに追加した項目が追加されている様子

 また、同一のサンプルアプリケーションをiOSから起動すると、データを共有することも可能です。

図30:iOSから追加したデータの確認(iOS側)
図30:iOSから追加したデータの確認(iOS側)
図31:iOSから追加したデータの確認(Android側)
図31:iOSから追加したデータの確認(Android側)

最後に

 本稿では、Windows上でのAndroidアプリケーションの準備と実行をご紹介しました。Windows上でのiOSアプリケーションの実行方法や、Mac OSでのXamarinのインストールについては、以下のページを参考にしてください。

 また、モバイルサービスについては、マイクロソフト社およびパートナー企業主催の無償ハンズオンセミナーが開催されています。どこから始めたらよいか分からないという方は、まずはハンズオンセミナーから体験し、ぜひMicrosoft Azureを使い始めてみてください。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 安東 沙織(アンドウ サオリ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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