簡易ビデオチャットプログラム
それでは、ビデオチャットを行う簡単なアプリケーションを作ってみたいと思いますが、その前にクリアしなければならない問題があります。WebRTCのようなP2P通信をはじめる前には、お互いのIPアドレスなどのセッション情報を教え合う「シグナリング処理」を行う必要があり、そのためのサーバを用意しなければなりません。
今回は、WebRTCプログラミングの大まかな流れをつかむことが目的ですので、スクラッチから作るのでは大変です。そこで今回はサーバなどを準備しなくて済むように、WebRTC開発用クラウドサービス「SkyWay」というプラットフォームを使用することにします。
なお、簡易ビデオチャットプログラムを動かすには、次の環境が必要です。
- Chrome、Firefox、Operaのいずれかのブラウザ
- PCから使用できるカメラとマイク
あらかじめ、カメラとマイクはPCや端末に接続しておいてください。
サンプルの入手と起動
簡易ビデオチャットプログラムのファイル名は「videochat.html」です。本ページの一番上にある「ダウンロード」からダウンロードしてください。ダウンロードしたら、任意のWebサーバ上に配置します。
お使いのPCがMac OS Xの場合、はじめからPythonがインストールされていますので、以下のコマンドをターミナルに入力すると簡易Webサーバを起動させることができます。
$ python -m SimpleHTTPServer 9000
ビデオ表示
Webサーバを起動したら、ブラウザからvideochat.htmlにアクセスしてください。videochat.htmlを開くと、画面上部にカメラとマイクへのアクセスを求める メッセージが表示されるので、「許可」をクリックします。
次のように、自分の映像が表示されていれば成功です。
カメラやマイクが複数利用可能な場合は、ブラウザのURLバーに表示されているビデオカメラアイコンから選択することができます。
ブラウザ間通信
次に、ブラウザ間でビデオチャットを行ってみましょう。もう一つウィンドウかタブを開き、先ほどと同じようにWebサーバ上のvideochat.htmlを開いてください。 もちろん別のブラウザでも大丈夫です。
開いた2つ目のページの「Your ID」のところに、1つ目のページとは異なる文字列が表示されているはずです。 そのIDをコピーした後、1つ目のページの入力エリアにペーストして「Call」をクリックしてください。両方のページ上で、2つ目の映像が表示されれば成功です。
あっという間に、シンプルなビデオチャットを実現することができました。


