SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

技術系同人誌サークルとのコラボ企画! 編集部特選ニッチな技術記事

新モデル「Pebble Time」も発表され大注目のプロダクト、スマートウォッチ「Pebble」の基礎知識とアプリ開発入門

技術系同人誌サークルとのコラボ企画! 編集部特選ニッチな技術記事(1)

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Pebbleアプリ

 Pebbleには、Watchapp(ゲームや便利アプリなど)とWatchface(時計盤)の2種類のPebbleアプリをインストールすることができます。インストールする場合には、親機の公式アプリ上から確認できるアプリ投稿サイトを経由するか、野良で配布されているものを拾ってくる必要があります。Pebbleアプリはpbzかpbw形式で配布されていて、Pebble公式のモバイルアプリをインストールした親機からアプリファイルをダウンロードすることで、Pebble本体にインストールすることができます。

 1つのPebbleには最大で8つのPebbleアプリまで入れることができます。8個だと少し物足りない感じがしますが、ロッカーという仕組みを親機側の公式アプリがサポートしているため、使わなくなったアプリはロッカーにしまっておくことができます。再びインストールしたくなった際には、ロッカーからアプリを取り出してPebbleにインストールすることができます。

Watchapp

 Watchappはゲームや便利ツール機能を持つアプリです。キー入力が取れることから、何かをリスト表示して選択操作させる、といったユーザ操作を求めるものが多いです。Watchappはアラーム設定や通知設定への動線となるメニュー画面に追加されるので、そこ経由でWatchappを利用します。また、ゲームも豊富に存在します。Pebbleでゲームはそもそも操作性にどうなのよ、と思うかもしれませんが、パズルゲームなどユーザ操作を逐一待つようなゲームは問題ありませんでした。また、クッキークリッカーのような放置系ゲームもあり、相性の良さを感じました。少し余談ですが、メニュー画面でPebble本体のセンターボタンを長押しすると並び替えができるので、頻繁に使うようなアプリの場合は上のほうに並び替えると使い勝手が良くなります。

 EvernoteもPebbleに対応しており、Pebble上からノートブックの確認やチェックリストを使うことが可能です。日本語ファームを入れていたとしても、フォントサイズの関係(※3)から、Pebble上で利用する前提のノートブックやチェックリストを作る場合には、ひらがなやカタカナだけを使うか、日本語を使わずに書いたほうがよいかもしれません。コミケのサークル場所は平仮名・カタカナ・英数字で表現可能なので、コミケでどのサークルを回るかのチェックリストを作ると捗ります。

Evernoteのスクリーンショット
Evernoteのスクリーンショット
注釈

※3 v2.9版対応の日本語ファームでは、漢字はシステムフォントのGopthic 18にのみ対応しているため、フォントサイズが18の場合のみ対応する漢字が表示されます。

 どこのプラットフォームにいっても必ずといっていいほど存在するFlappy Birdクローンですが、Pebbleも例外ではありません。Tiny BirdはFlappy Birdクローン系ゲームであり、Pebble上で、ボタン1つでFlappy Birdのようなゲームを遊ぶことができます。コーヒーを入れている間や、電車の到着までのちょっとした待ち時間にどうぞ。

Tiny Birdのスクリーンショット
Tiny Birdのスクリーンショット

 PIXEL MINERはクッキークリッカーのような放置系ゲームです。放っておくと勝手にピクセルを掘っていきます。この掘ったピクセルを使い、より良い装備や、採掘スピードを強化してPPS(Pixel per Seconds)を上げていきます。最初は手で掘っていますが、シャベルやドリルマシンなど装備品を変えると掘る人の見た目も変わるため、見ていても楽しめます。また、採掘中に宝石などを発掘することもあり、それらを売ってピクセルを得ることができます。アプリを起動していない時でも勝手に採掘していることになるので、放置していれば勝手にピクセルは貯まっていきます。

PIXEL MINERのスクリーンショット
PIXEL MINERのスクリーンショット

Watchface

 Watchfaceはその名の通り時計盤としての機能を持つアプリです。時刻や日時情報に加えて、天気や気温の情報を表示するWatchfaceが多いです。他にはアナログ風に見せるものや、とある団体から怒られそうなものなど色々とあります。Pebble上では上下ボタンでWatchfaceを簡単に切り替えることができます。そのため、複数のWatchfaceをPebbleにインストールし、機能や気分に合わせて時計盤の見た目を切り替えると楽しく使えると思います。

 YWeatherは、時計や残バッテリー量といった基本情報の他に、天気や温度を教えてくれる使い勝手の良いWatchfaceなのでPebbleに入れて使っています。バックグラウンドで、親機のGPSを使ってYahoo!天気から現在地の天気情報を取得しており、30分毎に更新されます。

YWeatherのスクリーンショット
YWeatherのスクリーンショット

 Pip Boy 100は、一見、基本的な情報しか表示されませんが、Falloutシリーズ(核戦争後の地球を舞台としたRPG)を遊んだことがある人にとってはどこか惹かれるものがあるのではないでしょうか。自分もその一人です。腕を振ると天気情報の確認もできます。また、オプションとして、歩くと経験値が貯まるようになっていて、左下のXPの部分の値が少しずつ増えていきレベルアップしていくことができます。レベルアップしても特に見た目以外に意味はありませんが、使っていて面白いのでとにかく良しです。

Pip Boy 100のスクリーンショット
Pip Boy 100のスクリーンショット

次のページ
Pebbleアプリ開発

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
技術系同人誌サークルとのコラボ企画! 編集部特選ニッチな技術記事連載記事一覧
この記事の著者

ぼぶ(ボブ)

 不規則な生活を送る系のエンジニア。 最近はガジェットや3Dプリンタ、モデリングに興味があります。 Twitter:@Bob_Mk2

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/8485 2015/03/19 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング