リクルートテクノロジーズは、先輩ITエンジニアから4月に入社する新人ITエンジニアに新生活へのアドバイスを伝えることを目的として、今年2月に実施した「ITエンジニアの新生活に関するアンケート」の結果を発表した。アンケートは国内の20代~40代のITエンジニア 444名を対象に、インターネットを利用して実施された。
「ITエンジニアを志す学生が在学中にやっておくべきこと」という質問に対し、第1位になったのは「開発言語の習得」で42.8%が回答。第2位は「IT系書籍の購読」で29.1%だった。
さらに、「入社前に学んでおくべき開発言語」については、回答者の42.6%がJavaを挙げた。
この結果について、リクルートテクノロジーズは「業務内容に直結する項目が選ばれる傾向が見られ、『入社前にIT関連の知識を習得しておくべきだった』と感じている現職エンジニアが多いことがうかがえる」と分析。蘭TIOBE Softwareが発表するProgramming Community Index(人気開発言語のランキング)ではランクを落としているJavaが、企業のIT現場においては現在も広く使われていることが浮き彫りになった。
また、「新人ITエンジニアに最もオススメしたい仕事アプリ」を尋ねたところ、第1位は「スケジュール管理系アプリ」(25.9%)、第2位は「タスク管理系アプリ」(20.7%)とITエンジニアが回答した。
「スケジュール管理系アプリ」を勧める理由には、「まずは自分のスケジュールを自己管理できるようになってほしい」など、社会人としてのマナーを指摘する声や、「仕事を効率よく勧められ、納期に間に合わせやすいから」など、業務上の利点を挙げる声が多く見られたという。
一方「タスク管理系アプリ」を勧める理由には、「管理するタスク量が多くあると感じるから」「自分のやるべき事を優先順位付けして管理・実行してほしいから」といった声が多かったという。
この結果について、リクルートテクノロジーズは「複数のプロジェクトを並行して実施することが多く、やるべきことの整理と重み付けが必要であると感じている先輩エンジニアが多いようだ」と指摘。さらに、お勧めのスケジュール管理アプリにはタスク管理・進捗管理・情報共有を行えるITプロジェクト管理ソフトの「REDMINE」を、お勧めのタスク管理系アプリにはメモ・ファイル保存・検索を行える「Evernote」を挙げるなど、複数の目的に応用可能な多機能アプリを推す声が多かったと述べている。
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