米Microsoftは、サンフランシスコで開催中の開発者イベント「Build 2015」における、4月29日(現地時間)に実施されたカンファレンスで、開発者がOfficeプラットフォームにさまざまな機能を追加するための新機能を公開した。
今回のイベントでは、「Office Graph API」の予告版が公開されている。「Office Graph API」は、単一のAPIのエンドポイントで、リッチデータと機械学習に対応したアプリを実現する。
iPad版のExcelではアドインをサポートしており、数多くのOfficeユーザーの利用が期待できる。なお、iPad版のWordとPowerPointについても、近日中にアドインに対応する。さらに、Outlook.comもアドインに対応している。
Outlook、Outlook.com、OneNote、OneDrive、Ondrive for Businessでは、各種APIの標準セットによる、データアクセスの簡略化を予定する。
Office 365関連では、単一のAPIのエンドポイント「Office 365 unified API」によって、データへのアクセスが可能で、「Office 365 Groups API」を使えばOffice 365グループとのネイティブでのコラボレーションに対応したアプリケーションを作成できる。また、最新の情報やリソースの提供を行う新たなコミュニティとして「Office 365 Developer Program」を用意する。
このほか、Skype for BusinessおよびSkype向けには、Webページから簡単に電話をかけられる「Skypeボタン」をはじめ、モバイルアプリ、音声/ビデオ通話やファイル共有も可能なブラウザベースのテキストチャットを提供している。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・「Build 2015」(英語)
・「Office Graph」(英語)
・「Office 365 unified API」(英語)
・「Office 365 Developer Program」(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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