2015年はゲーム開発ソフト業界に大きな動きがありました。一つは「Unreal Engine4」が無料でリリースされたこと、もう一つは「Unity5」もまた無料で利用できるようになったことです。どちらがいいのかお悩みの方もいるかもしれませんが、翔泳社ではこのたび、Unity5でのゲーム開発を考えている方のために『ほんきで学ぶUnityゲーム開発入門 Unity5対応』を刊行しました。
翔泳社では11月19日(木)、知識ゼロからでもUnityでゲーム開発を始められる『ほんきで学ぶUnityゲーム開発入門 Unity5対応』を刊行しました。本書は、前著『Unityで作るスマートフォン3Dゲーム開発講座 Unity4対応』でたいへん好評だったゲームサンプルおよび内容を、Unity5向けにブラッシュアップした入門書です(Windows版Unity5.1.3でサンプルを開発、本文を執筆しています。過去のバージョンはこちらからダウンロード可能です)。
Unity5では、Unity4の有料版Professional Editionでしか使えなかった機能が無料で使えるようになりました(一部条件あり)。そうしたUnity5の基本的な機能と操作方法を盛り込み、丁寧にゲーム作成手法を解説しています。
これからUnityでゲーム開発をしたいとお考えの方はもちろん、インストールしただけでちゃんと触れていない方、ほかの開発ソフトと比べてどれにすべきか悩んでいる方にも、とりあえずUnityを試してみるのであれば本書が役立ちます。
本書ではまず「実習」で手を動かしてもらい、そのあと「講義」パートで詳細な説明を行ないます。そのため仕組みを理解しやすく、気がついたときには初めてのゲームができ上がっていることでしょう!
また、ゲーム開発ソフトにはUnityのほか、Unreal Engineが有名です。どちらもドラッグ&ドロップでオブジェクトを配置でき、光の加減なども直感的に調整できる機能を備えています。コードを書く場面はほとんどなく、数学や物理の知識も必要ありません。
では、なぜUnityで開発すべきなのでしょうか。一つには、Unityはそこそこのマシンスペックで充分に動作することが挙げられます。また、早くからユーザーコミュニティが活発で、さまざまな情報が蓄積されています。ある程度Unityを知っていることが前提の公式マニュアルでは難しすぎる、という方でも、Tipsやトラブルシューティングを容易に得ることができるというわけです。
無料で高機能のUnity5、とにかくまずは使ってみなくては始まりません。もし今後、大規模開発や作業の効率化が必要になれば、有料版に切り替えればいいのです。無料版でも高度なゲームを開発できますので、「作りたいゲームがある」という強い想いのある方は、ぜひ本書を最初の一歩にしてみてください。
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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