オープンソースの継続的インテグレーション(CI)ツールJenkinsの開発チームは、最新バージョンとなる「Jenkins 2.0」を、4月26日(現地時間)に公開した。
「Jenkins 2.0」では、ユーザーによる使われ方の変化に対応し、バージョンコントロールやバージョンコントロールのソースツリーへの併記などを可能にする、パイプラインの強化を行っている。パイプラインへの記述には、ドメイン固有言語のGroovyを使用するため、複雑な処理をわかりやすく記述できる。
また、従来はユーザーが必要に応じてプラグインを選択しなければならなかったが、「Jenkins 2.0」からは方針を転換し、80%のユーザーが利用している機能を標準搭載した。なお、標準機能の拡大によって懸念される、セキュリティ的に不十分なJenkinsへの攻撃や不正利用の防止策についても配慮されている。
さらに、Web UIには多彩なパーツが追加され、セットアップウィザードなどの作成も可能になった。
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・Jenkins(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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