チームビルディングにもアウトドア開発が効く!
そしてもう1つ、あれば便利なモノとして中嶋氏が挙げたのが「プロジェクター」である。超短焦点で、バッテリー内蔵のものが便利だという。プロジェクターがあると、チームでアウトドア開発を行う場合に成果物を共有しやすいからだ。また、キャンプはチームビルディングそのものにも役立つと中嶋氏はいう。「テントやタープの設営、炊事は最高の共同作業。特別な体験を共有したチームは結束力が強くなる」(中嶋氏)
中嶋氏と村瀬氏は最後に参加者に向けてそれぞれ次のように呼びかけ、セッションを終えた。
「自分が本当にいいと思う環境で、好きな開発作業に取り組むことは、本当に幸せ。ただし、アウトドアは1つの手段でしかない。ぜひ、一緒に開発者が幸せになる環境を整備していきましょう」(中嶋氏)
「SPBSでは、アウトドアでの開発やミーティングを体験してみたいという方に、その良さを知ってもらうための研修サービスを用意している。ぜひ、参加して体感してほしい」(村瀬氏)
なお、このセッションの後、スノーピーク製のキャンプ用品で用意された「アウトドア開発」環境の展示も行われた。ホテルの一室の中なので新鮮な空気まで体験することはできないわけだが、開放感は十分想像できた。空間の壁を取り払うと、思考の壁や意思疎通の壁まで取り払われるのは間違いなさそうだ。