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Android Studio 3.3 の新機能

「ナビゲーションエディタ」をさらに使いこなす! ナビゲーションアーキテクチャコンポーネントでできること

Android Studio 3.3 の新機能 第2回

ナビゲーショングラフの属性を設定する

 ナビゲーションエディタ上で何も選択していない場合(もしくは何もないところをクリックした場合)に表示されるのが、ナビゲーショングラフの属性です(図19)。

図19:ナビゲーショングラフに設定可能な属性
図19:ナビゲーショングラフに設定可能な属性

 それでは、1つずつ見ていきましょう。

Type属性

 Type属性がRoot Graphになっているのが特徴です。後述するグループ化を行うと「Nested Graph」になる場合もあります。この項目は設定対象によって固定されるので、編集できません。

Label属性

 Label属性は、ナビゲーショングラフの設定では使用しません。

ID属性

 ID属性は、このナビゲーショングラフを表すIDです。前回解説した、res/layout/activity_main.xmlNavHostFragmentを配置する作業の中で、NavHostFragmentの属性として設定するために図20のように設定したのが、このIDです。

図20:res/layout/activity_main.xml
図20:res/layout/activity_main.xml 

 他にも、後述するグローバルアクションでも使われています。

Start Destination属性

 Start Destinationはナビゲーショングラフ特有の項目です。このナビゲーショングラフにおけるスタート画面を表しています。初期表示にどのFragmentを使用したいのかは、この場所で設定できます。なお、ディスティネーションを選択した状態でナビゲーションエディタの「スタート画面に設定する」ボタンを押しても、同様の設定ができます。

Argument Default Values属性

 Argument Default Valuesには、スタート画面のディスティネーションが持つArgument Default Valuesがそのまま表示されます。スタート画面の初期値であれば、グラフ全体の初期値である、といった思想でこうなっていると考えられます。

Global Actions属性

 Global Actionsはナビゲーショングラフ特有の項目です。少し特殊なアクションであるグローバルアクションを設定できます。グローバルアクションは特定の遷移元(From)を持たない、グラフ内にあるどのディスティネーションからでも遷移できるアクションです。右上の「+」ボタン(またはナビゲーションエディタの「アクションを追加する」から作成できます(図21)。

図21:グローバルアクションを作成する
図21:グローバルアクションを作成する

 画面間のアクションの追加と同様に、Add Actionダイアログが開きます(図22)。

図22:アクション作成ダイアログ(Fromがnav_graph)
図22:アクション作成ダイアログ(Fromがnav_graph)

 遷移元であるFromに、特定のディスティネーションではなくnav_graphが設定されていることに注目してください。これが、グラフ内のどこからでも遷移できることを表しています。他の遷移先等の設定については、画面間のアクションを作成するときと全く同じです。

 Addボタンを押して設定を完了すると、図23のようにアクションが追加されます。

図23:グローバルアクションが作成された
図23:グローバルアクションが作成された 

 グローバルアクションの矢印は、ディスティネーションの隣に小さく表示されるのが特徴です。さまざまな画面から遷移する用事がある画面には、設定しておくとよいでしょう。

Deep Links属性

 最後のDeep Linksは、ディスティネーションへのディープリンク設定と、ほぼ同様です。違いとしては、ナビゲーショングラフ自体にリンクされるので、特定のディスティネーションではなく、スタート画面に遷移させることができる点が挙げられます。

まとめ

 ナビゲーションエディタの全体を解説しました。画面遷移を定義する作業の、かなりの部分がGUI上でできそうなことに、驚いた方もいるのではないでしょうか。次回は、これまでの内容を踏まえて、より実践的に画面遷移を扱っていくためのTIPSを解説していきます。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 中川 幸哉(ナカガワ ユキヤ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

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