ナビゲーショングラフの属性を設定する
ナビゲーションエディタ上で何も選択していない場合(もしくは何もないところをクリックした場合)に表示されるのが、ナビゲーショングラフの属性です(図19)。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
Type属性
Type属性がRoot Graphになっているのが特徴です。後述するグループ化を行うと「Nested Graph」になる場合もあります。この項目は設定対象によって固定されるので、編集できません。
Label属性
Label属性は、ナビゲーショングラフの設定では使用しません。
ID属性
ID属性は、このナビゲーショングラフを表すIDです。前回解説した、res/layout/activity_main.xmlにNavHostFragmentを配置する作業の中で、NavHostFragmentの属性として設定するために図20のように設定したのが、このIDです。
他にも、後述するグローバルアクションでも使われています。
Start Destination属性
Start Destinationはナビゲーショングラフ特有の項目です。このナビゲーショングラフにおけるスタート画面を表しています。初期表示にどのFragmentを使用したいのかは、この場所で設定できます。なお、ディスティネーションを選択した状態でナビゲーションエディタの「スタート画面に設定する」ボタンを押しても、同様の設定ができます。
Argument Default Values属性
Argument Default Valuesには、スタート画面のディスティネーションが持つArgument Default Valuesがそのまま表示されます。スタート画面の初期値であれば、グラフ全体の初期値である、といった思想でこうなっていると考えられます。
Global Actions属性
Global Actionsはナビゲーショングラフ特有の項目です。少し特殊なアクションであるグローバルアクションを設定できます。グローバルアクションは特定の遷移元(From)を持たない、グラフ内にあるどのディスティネーションからでも遷移できるアクションです。右上の「+」ボタン(またはナビゲーションエディタの「アクションを追加する」から作成できます(図21)。
画面間のアクションの追加と同様に、Add Actionダイアログが開きます(図22)。
遷移元であるFromに、特定のディスティネーションではなくnav_graphが設定されていることに注目してください。これが、グラフ内のどこからでも遷移できることを表しています。他の遷移先等の設定については、画面間のアクションを作成するときと全く同じです。
Addボタンを押して設定を完了すると、図23のようにアクションが追加されます。
グローバルアクションの矢印は、ディスティネーションの隣に小さく表示されるのが特徴です。さまざまな画面から遷移する用事がある画面には、設定しておくとよいでしょう。
Deep Links属性
最後のDeep Linksは、ディスティネーションへのディープリンク設定と、ほぼ同様です。違いとしては、ナビゲーショングラフ自体にリンクされるので、特定のディスティネーションではなく、スタート画面に遷移させることができる点が挙げられます。
まとめ
ナビゲーションエディタの全体を解説しました。画面遷移を定義する作業の、かなりの部分がGUI上でできそうなことに、驚いた方もいるのではないでしょうか。次回は、これまでの内容を踏まえて、より実践的に画面遷移を扱っていくためのTIPSを解説していきます。
