条件付き書式の利用
さて、これが最後になります。
帳票を表示するにあたって、偶数行と奇数行で背景色を変えたいという要望は、よくあるかと思います。
実現方法はいくつかありますが、今回は条件付き書式を利用します。
では、Excelテンプレートを開いてください。
セル「A13~F13」を選択し、「条件付き書式」の「新しいルール」を選択してください。
続いて「新しい書式ルール」ウィンドウで、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、数式に以下を入力した上で「書式」を選択してください。
=MOD($A13,2)=1
開かれたウィンドウで、「塗りつぶし」タブを開き、適当な背景色を選択した上で、「OK」を押します。
ではExcelを保存して実行してみましょう。次のように行ごとに背景色の異なる表が出力されたはずです。
これで本ハンズオンの課題は、すべて終了となります。
まとめ
本ハンズオンでは以下の内容を取り扱いました。
- ExcelからPDFを生成する基本的な利用方法
-
3種類のデータソースの利用方法
- 変数
- カスタムオブジェクト
- データセット・データテーブル
-
代表的なテンプレート構文の利用方法
- データテンプレート
- 式テンプレート
- 関数テンプレート
- フォーミュラ
- ワークシートテンプレート
-
グローバルオプションの利用方法
- 挿入モード
- セルサイズの維持
本ハンズオンを通して、Excelをテンプレートに利用したPDF帳票の生成について、大筋を理解いただけたのではないでしょうか。帳票レイアウトの設計をExcelで利用できることから、恐らく .NETで利用できる帳票ライブラリのうち、もっとも扱いやすいライブラリの1つだと思います。
試用ライセンスであれば申請不要でいますぐ試すことができます。ぜひこの機会に触れてみてはいかがでしょうか?