ミドルウェア登録のバリエーション
ここまで紹介してきたミドルウェアの登録は、ルーティング登録時に行っていました。ルーティング以外の登録方法もあります。それを紹介しておきましょう。
グループにミドルウェアを登録
第3回および前回では、ルーティンググループ登録ができることを紹介しました。そのグループにまとめてミドルウェアを登録できます。その場合は、以下の構文となります。
$app->group(…, function(RouteCollectorProxy $group) { : })->add(new ミドルウェアクラス);
グループ登録するgroup()メソッドに続けてadd()メソッドを実行するだけです。
アプリケーション全体にミドルウェアを登録
アプリケーション全体にミドルウェアを登録できます。構文は以下の通りです。
$app->add(new ミドルウェアクラス);
index.phpで取得するAppインスタンスである$appに対してadd()メソッドを実行します。これにより、全てのリクエスト処理に対して登録したミドルウェアの処理が付与されます。
まとめ
今回は、リクエスト処理に対して処理を付与できるミドルウェアを紹介しました。次回は、いよいよ最終回です。Slimでエラーを扱う方法を紹介します。その際も、今回紹介したミドルウェアが登場します。ご期待ください。