Mozillaは、オープンソースのWebブラウザ「Firefox 80」を、8月25日(現地時間)にリリースした。
「Firefox 80」における開発者向けの変更としては、Webコンソールにおいてヘルパーコマンドの:blockおよび:unblockを使用して、ネットワーク要求のブロック/ブロック解除が可能になったほか、エレメントにクラスを追加する際に、ページインスペクタのルールペインにおいて既存クラスではオートコンプリートが提案されるようになっている。
また、デバッガが例外で中断した際に、ソースペインのツールチップにスタックトレースを示す三角形が表示されるようになったほか、ネットワークモニタのリクエストリストに待機時間が長くなることを示す「亀」のアイコンが表示されるようになった。
さらに、CSSにおける接頭辞なしのappearanceプロパティのサポート、JavaScriptではECMAScript 2021における「export * as namespace」構文のサポート、WebGLにおけるKHR_parallel_shader_compile拡張のサポートが追加され、DOMではWebアニメーションAPIの合成操作が有効になったほか、WebAssemblyでは非共有メモリでのアトミック操作が許可されるようになっている。
ほかにも、HTTPにおいてiframeにフルスクリーンディレクティブが適用された場合に、allowfullscreen属性が存在しないと機能しない問題の改善など、さまざまな機能追加・修正が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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