日本向けAdobe MAXキーノートで紹介された最新情報をおさらい サンリオピューロランドの事例も

Photoshopは自動化機能を強化 Photoshop Cameraにはエヴァコラボのレンズも

　続くPhotoshopでは、iPad版の「境界線を調整」機能が解説された。オブジェクト選択後に本機能を利用することで、たとえば子犬のモコモコとした毛先の境界線であっても正しく認識できるというものだ。

iPad版の「境界線を調整」機能のデモの様子。

　Photoshopのデスクトップ版で紹介されたのは、「空を置き換え」機能。同機能では、空を一瞬で置き換えられるだけでなく、前景の色味の調整も可能だ。また、Adobe Senseiの力を使い、新しいワークスペースの「ニューラルフィルター」で肌を滑らかにしたり、絵画風の外見に置き換えるなどの作業が自動で行えるようになった様子もデモンストレーションで説明された。

デスクトップ版Photoshopの「空を置き換え」機能。

デスクトップ版Photoshopの「ニューラルフィルター」ワークスペース。

　Photoshop Cameraでは、リリース後に日本人クリエイターによって多くの「レンズ」が追加されており、期間限定で『EVANGELION』とコラボしたレンズも登場。

Photoshop Cameraの期間限定レンズ「エヴァンゲリオンレンズ」。本画像はすべて同じ風景を撮影した写真に各レンズを適用したもの。（出典：プレスリリース）

　Lightroomでは、部分選択した箇所の色相補正が可能に。また、バージョン履歴機能によって、編集効果の違いをひとつのデータのなかで書き出しをせずに比較できるようになった。階調に合わせたカラーグレーディングの編集ができるようになった点も新しい。シャドウ、中間調、ハイライトのそれぞれで色相などを調整できる。

Lightroomのデモの様子。

　また、Lightroomの「見つける」タブでは、多くのクリエイターの作品が掲載されており、お気に入りのクリエイターを探しだすことができる。クリエイターをフォローすることで実際にどのような補正を行ったのかを確認できるほか、編集効果をプリセットとして保存することも可能だ。

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