「Deno 1.7」では、deno compileを改善し、安定サポートされているアーキテクチャ(Windows x64、macOS x64、Linux x64)から、他の安定サポートされているアーキテクチャへのクロスコンパイルが可能になっている。また、コンパイル時に--liteフラグを使用することで、生成されるバイナリのサイズが、「Deno 1.6」と比較して、40~60%コンパクトになる。
さらに、生成されたコードを実行する際に便利なデータURLのうち、インポート(静的/動的の両方)およびWebワーカーでのデータURLが新たにサポートされた。
ほかにも、DNSリゾルバからDNSレコードを照会できるDeno.resolveDns APIのサポートが追加されるとともに、マークダウンファイルのサポート、Streams APIの最新仕様に合わせたReadableStreamにおけるgetIteratorメソッドの削除、カスタムが可能なWebワーカーへのアクセス許可(ブラウザとは非互換)、globalThis.locationと相対フェッチのサポートなど、数多くの機能追加・修正が行われている。