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今こそE2Eテスト自動化ジャーニーへ踏み出そう——「Autify」で実践するE2Eテスト自動化のリアル【デブサミ2021】

【19-A-5】ソフトウェアテスト自動化ジャーニー

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2021/03/30 12:00

 プロダクト開発において欠かせないE2Eテスト問題。アジャイル開発によるリリースサイクルの増加にともない、自動化に挑む開発者も増えてきた。そんな中、デブサミ2021では「ソフトウェアテスト自動化ジャーニー」と題し、ソフトウェアテスト自動化プラットフォーム「Autify」を提供するオーティファイ株式会社 CEO & Co-Founderの近澤良氏が登壇。E2Eテスト自動化を成功に導く鍵をひもといた。

目次
オーティファイ株式会社 CEO & Co-Founder 近澤良氏
オーティファイ株式会社 CEO & Co-Founder 近澤良氏

あなたはE2Eテスト自動化ジャーニーの第一歩を踏み出すべきか?

 10年以上エンジニアとしてソフトウェア開発に従事してきた近澤氏。日本/シンガポール/アメリカの3カ国でエンジニアとして開発してきた中で、どこの国でもテストに苦労していたことから、Autifyの開発に踏み切った背景がある。

 AIを用いたWeb/モバイルアプリのE2Eテスト自動化サービスのAutifyは、「ノーコードで誰でも簡単にE2Eテストを自動化できる」「AIがメンテナンスを自動化してくれる」という特徴を持ち、2019年10月のローンチから約半年で累計100社、現在は300社を超えるユーザーを抱えている。

 近澤氏は、まずテスト自動化の必要性について言及した。「テストを自動化したい」と思いながらも、「本当にそれで楽になるのか? 逆に手間が増えることはないのだろうか?」と不安に思っている人も多いのではないか。近澤氏はテスト自動化に関するある論文を紹介し、「テスト自動化の損益分岐点は3回。それ以上リリースサイクルが短ければ短いほど、あるいはテストの頻度が高ければ高いほど、自動化の効果は高まる」と説く。

テスト自動化の損益分岐点を示した図
テスト自動化の損益分岐点を示した図

 Autifyが独自で行ったリリース頻度調査によると、79.31%が月に1回以上リリースを行っていることがわかっている。これは顧客ニーズの変化に素早く対応するために、高速なリリースサイクルが必要不可欠な現状を示していると言えるだろう。特にアジャイル開発では、機能を追加するたびにリグレッションテストが発生する。手動でそれらをすべてカバーし続けるのは不可能だ。「極端な話、自動化しなければアジャイルにはならない。手動テストをしている限り、リリースサイクルを遅くするか、障害のリスクを許容するかの二者択一を迫られ続けることになる」(近澤氏)

 本来、テストの理想的な在り方としては、まずUnit/Integrationテストを書き、カバーしきれない部分を自動E2Eテストや手動E2Eテストで補う形が望ましい。しかし、スピード優先で開発してきたためにテストコードがなかったり、レガシーコードでUnit/Integrationテストが書きにくかったり、チーム内のテストに対する理解が低くないがしろにされてしまったり……といった理由により、Unit/Integrationテストがほとんどないまま、手動のE2Eテストに依存している人も多いのではないか。「このような状態を“Ice cream cone”と呼ぶ。Ice cream coneを解消するには、肥大化した手動のE2Eテストを自動化して負荷を下げることが、非常に有効なアプローチだ」と近澤氏は話す。


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  • CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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