Drupal向けホスティングサービス
最後に、Drupalをホスティングするサービスを紹介します。DrupalはLAMP環境が用意できれば、レンタルサーバーやVPSでホスティングすることが可能です。しかし、サーバーリソースに制限がある、メンテナンスの工数が多くかかるなどさまざまな困難があります。
Drupal向けホスティングサービスは、PaaSとしてリソースの調整やサーバーのメンテナンスを行ってくれるため、開発者はDrupalの開発のみに集中することが可能です。今回紹介する2社は開発、ステージング、本番環境をセットで提供しており、ドラッグ&ドロップでソースコードやデータベースのデプロイができるなど、直感的なUIでデプロイおよびリリースが可能です。
Acquia
Drupalの創設者兼プロジェクトリードである、ドリス・バイタルト(Dries Buytaert)が創業した企業がAcquiaです。2007年からDrupalのホスティングサービスおよび有償サポートを提供しています。最近ではマーケティングオートメーションツール(MA)や顧客データプラットフォーム(CDP)まで製品ラインアップを拡充し、総合的にDXを行うためのプラットフォームとなりました。
ホスティングサービスのみの利用も可能であり、企業向け製品のAcquia Cloud EnterpriseはAmazon Web Services上に厳重なセキュリティと高可用性構成を持つ環境構築し、PaaSとして提供しています。
ブラウザ上でコーディングが行えるリモートIDE、CI/CD、デバッグ用ログ解析機能が利用できるなど、開発者が快適かつ迅速にDrupal開発を行える環境が整っており、30日間の無料トライアルが可能です。2018年に日本法人を設立しており、企業向けDrupalホスティングおよびDX製品をクラウドサービスとして提供しています。
Pantheon
PantheonもDrupalのホスティングを提供している企業です。Drupalに加え、Wordpressのホスティングにも対応しており、Google Cloud Platform上で稼働しています。開発者向け無料環境が期限なしで利用できるため、開発者の検証用として活用でき、シンプルなサイト構築が手軽に行えます。
最後に
今回は、Drupalにおける環境構築、開発、テスト、リリース(ホスティング)を支援するさまざまなツールを紹介しました。オープンソースであるDrupalは利用者が全世界に多く存在するため、さまざまな周辺ツールがコミュニティ有志から提供されています。ぜひ、これらを活用し、快適にDrupal開発を行ってください。
