米Googleは、「Cloud SQL for PostgreSQL」の論理レプリケーションとデコーディングのパブリックプレビューを、6月2日(現地時間)に開始した。
論理レプリケーションとデコーディングによって、Cloud SQL for PostgreSQLから変更データキャプチャ(CDC)を有効にすることで、PostgreSQLエコシステムとシームレスに統合された、オープンデータベースプラットフォームを構築できるようになる。
論理レプリケーションによって、2つのPostgresインスタンス間で、ストレージに依存しない方法でデータベースの変更をミラーリング可能となり、論理レプリケーションはインスタンス間でレプリケートできるデータと、それらのインスタンスが実行可能なバージョンの両方について、柔軟に対応する。
また、論理デコーディングによってデータベース内のテーブルに対するすべての変更を、JSONやプレーンテキストといったさまざまな形式でキャプチャでき、ストリーミングプロトコルまたはSQLインターフェースで使える。
論理レプリケーションとデコーディングを利用することで、
- インスタンス間でテーブルセットを選択的に複製し、関連するデータセットのみを共有
- インスタンス間でテーブルの行を選択的に複製し、データのサイズを削減
- ソースからテーブル列を選択的に複製し、重要でないデータまたは機密データを削除
- 複数のソースからデータを収集/マージしてデータレイクを形成
- 運用データベースからデータウェアハウスへのフレッシュなデータのストリーミングによる、ほぼリアルタイムな分析の実現
- メジャーバージョン間でのインスタンスのアップグレードをダウンタイムなしで実現
といった課題の、簡単な解決が可能になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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