米Microsoftは、プラットフォームに関係なく、ネイティブコマンド用のPowerShellコマンドレットを迅速に開発するためのフレームワーク「PowerShell Crescendo 0.6.1-Preview.3」を、7月26日に公開した。
「PowerShell Crescendo 0.6.1-Preview.3」では、JSON構成ごとに複数のコマンド定義を処理するためのサポートと出力処理オプションが追加されるとともに、Crescendoでラップされたコマンドの開発と配布を改善すべくスキーマが拡張され、単一のJSONファイルで複数のコマンド定義がサポートされるようになっている。新たなキーワードであるCommandsによって、階層に追加の層を作成した後にパラメータ定義や管理者権限の昇格などのコマンドごとの追加機能を、単一または複数のコマンド定義に追加できる。
さらに、柔軟な開発とデプロイを提供するため、新たにインライン、スクリプト、関数の、3種類の出力ハンドラをサポートした。
なお、「PowerShell Crescendo 0.6.1-Preview.3」には、以前のプレビューからの重大な変更となる、複数のコマンド構成をサポートするためのスキーマへの変更が含まれているため、新たなマルチコマンドJSON形式を試してみる場合は、最新のプレビューへのアップグレードが必要となる。
今後は、Crescendoで生成されたモジュールを検出するためのツールの改善、およびNew-CrescendoCommandとExport-CrescendoModuleを含むコマンドレットのサポートの改善を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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