米HashiCorpは、アプリケーションのビルド~デプロイ~リリースの実行を容易にするHashiCorp Waypointの最新版となる、「HashiCorp Waypoint 0.6」の一般提供を10月14日(現地時間)に開始した。
HashiCorp Waypointは、Kubernetes、ECSといったプラットフォームに、PaaSのようなエクスペリエンスを提供するアプリケーション展開ツール。
今回、一般提供が開始された「HashiCorp Waypoint 0.6」では、KubernetesネイティブのWaypointサーバを容易にインストールできるようにするための、新たな公式Helmチャートが付属しており、Helmプロバイダを使用したTerraformなどの外部実装によって、KubernetesクラスタにWaypointをインストールして構成することが可能になる。
さらに、非特権Kubernetes pod内でのDockerイメージのビルド、および信頼できる環境でのリモードDockerビルドを実現するための、Kanikoとの統合が行われており、GitOpsワークフローと組み合わせることで、HashiCorp Waypointを利用したビルドからデプロイまでのライフサイクルが可能になる。
ほかにも、Helmを使用したアプリケーションデプロイのサポート、Waypoint Web UIにおけるデプロイとリリースによって作成されたすべてのプラットフォームリソースのリスト表示、Kubernetesの自動スケーリングを利用したデプロイへの対応など、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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