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なぜデザイナーは1名なのか 新規プロダクト「Fansta」のUIデザインプロセスやチーム体制を徹底解説

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Fanstaの開発体制とは

 Fanstaのプロダクト開発チームはPO、ディレクター、エンジニア、QAそしてデザイナーで構成されています。半数以上がエンジニアで、デザイナーは現在私ひとりです。開発チームとは別に事業を推進するビジネスチームがあります。

 POは事業責任者のいるビジネスチームや社内外のステークホルダーと、開発チームとの間をつなぐ役割を担い、ステークホルダー側とユーザー側の要求をプロダクトバックログにしてその優先順位を決定しています。

 開発スタイルはスクラムによるアジャイル開発を行っています。オーソドックスなスクラムで、1週間スプリントのタイムボックスの中にあるものは次のとおりで、これらをメンバー全員で行うという会議設計です。

  • デイリーでタスク進捗確認のためのミーティング
  • ウィークリーで作るもののスコープを決めるためのスプリント計画
  • バックログの鮮度を保つためのリファインメント
  • 成果物が要求どおりかを確認するためのレビュー
  • 開発プロセスの問題点を解消するための振り返り

 会議だけでも多くの時間を割くことにはなります。ただ新規プロダクト開発において、チーム全員でのコミュニケーション頻度が高く、価値提供や問題解決にもアジャイル(俊敏)でいられるこのスタイルは、目指すプロダクトをつくることのみならずチームビルディング面でもとても相性が良いと感じています。

デザイナーがまだ1名である理由

 さて、チーム構成のなかでデザイナーひとりは少ないのではないか、と感じるかもしれません。しかし、新規プロダクト初期メンバー数については私自身とくに重視しており、意図的に人数をコントロールしています。

 なぜ大切にしているかというと、ヒト・モノ・カネという事業に必要な3大リソースの中で、「ヒト」はチームに大きく影響を与えるかけがえのない重要な要素だと考えているからです。さらにいえば、単純な人数増員と生産性は必ずしも正比例しないとも考えています。

 利益・売上もまだ不確実性の高い状況での採用は、投資であると同時にコストでもあります。人材を未来への投資として最大化するため、ふたりめのデザイナーを迎えるまでに必要最低限の「基盤」を初期メンバーが築いておくことはとても大切で、オンボーディングの際にも役立つと考えています。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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https://codezine.jp/article/detail/15185 2021/11/15 08:00

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