米Amazon Web Servicesは、より多くの選択肢を提供し、コストを削減し、データをより適切に保護できるようにする新たなストレージサービスおよび機能として、「Amazon S3 Glacier Instant Retrieval」「Amazon FSx for OpenZFS」「Amazon EBS Snapshots Archive」「AWS Backup」を、11月30日(現地時間)に発表した。
Amazon S3 Glacier Instant Retrievalは、アーカイブデータへのミリ秒単位でのアクセスを提供するよう設計されたストレージクラスで、長期間保存されてほとんどアクセスされないものの、要求があった場合にはただちに取得されなければならないデータに対する、最低コストのクラウドストレージを提供する。Amazon S3 Standard-IAからの移行の場合、1年に数回しかアクセスされないデータの保存コストを最大70%節約できる。また、Amazon S3 Intelligent-Tieringストレージクラスのアクセスティアとしても利用可能となっている。
Amazon FSx for OpenZFSは、フルマネージドファイルシステムを起動、実行、スケーリングし、オンプレミスで実行する既製のサーバを置き換えることで、より優れた俊敏性、セキュリティ、コスト削減を実現できる。オープンソースのOpenZFSファイルシステム上に構築され、数百マイクロ秒単位の遅延で最大100万IOPSを提供し、インスタントポイントインタイムスナップショットやデータクローン作成といった、OpenZFSの機能を完全にサポートする。
Amazon EBS Snapshots Archiveは、アーカイブスナップショットのコストを最大75%削減することが可能となっている。
AWS Backupでは、Amazon S3とVMwareのワークロードのサポートを開始し、一元化されたデータ保護と自動化されたコンプライアンス監査が可能となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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