カナダObsidianは、マークダウンエディタ「Obsidian」のバージョン1.0.0を10月13日に公開した。Obsidianは、Windows、macOS(Intel、Apple Siliconの両方に対応)、Linux、iOS、Androidで動作するアプリケーションで、作成したファイルはマークダウンファイル(.md)の形で、コンピュータのローカルストレージに保存する。個人なら無料で利用でき、2人以上の従業員がいる企業での業務利用では、商用ライセンスを購入する必要がある(1ユーザー当たり年間50ドル)。
Obsidianは機能を基本的なものに絞って、軽快に動作するように作成したエディタ。ただし、機能拡張を組み合わせることで、多様な機能を追加できる。2020年3月に最初のバージョンとなるバージョン0.0.1を公開して以来、長い間ベータ版として提供していたが、ベータ版の段階から脱却する時期が来たという判断から、バージョン1.0.0が公開となった。ただし、これで機能が凍結になるわけではなく、今後も新機能を追加していくとしている。合わせて、不具合の修正も進める。
バージョン1.0.0では、エディタ画面にタブを導入した。さらに、縦型にしたタブを画面上に並べる「タブスタック」の機能も使えるようになった。加えて、ユーザーインターフェイスのデザインを見直し、ウインドウ上部の枠を排除した「フレームレスモード」で起動するようになった。設定を変更することで、以前の表示に戻すこともできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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