米Dockerは、Dockerコンテナイメージを配布するサービス「Docker Hub」で、アーティファクトが入ったイメージの配布を可能にしたと10月31日(現地時間)に明らかにした。
これまで、Docker Hubで公開するイメージには、コンテナのランタイムが参照するアーティファクトしか入れることはできなかった。しかし最近ではさまざまなソフトウェアがアーティファクトを生成し、そのソフトウェアを動作させるにはアーティファクトも必要になることが多くなった。Dockerはその例として、HelmのチャートやWebAssemblyモジュール、Dockerボリューム、SBOM(Software Bill Of Materials:ソフトウェア部品表)などを挙げている。
コンテナの業界標準を策定しているOCI(Open Container Initiative)は、コンテナイメージとともにアーティファクトを配布可能にする技術仕様「OCI Artifact Specification」を策定している。Docker Hubでは、この仕様に合わせてアーティファクトを組み込んだOCIイメージに対応するとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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