米Appleを中心とした、HTMLレンダリングエンジンWebKitの開発チームは、iOSおよびiPadOSのホーム画面上のWebアプリにおいて、Webプッシュがサポートされることを、2月16日(現地時間)に発表した。
同日、提供が開始された、iOSおよびiPadOSのバージョン16.4の、最初のベータ版(beta 1)ではRegExpの後読みアサーション、Import Maps、OffscreenCanvas、Media Queries Range Syntaxなど、WebKitにおいて135を超える新機能が追加されている。
ホーム画面上のWebアプリにおけるWebプッシュのサポートは、iOS/iPadOS 16.4 beta 1にて追加されており、Web開発者はプッシュAPI、通知API、サービスワーカをすべて連携させることで、ユーザーにプッシュ通知を送信できるようになる。
ホーム画面に追加されたWebアプリは、Webアプリが提供する[subscribe(購読)]ボタンのタップなど、ユーザーの直接的な操作に応じてプッシュ通知の受信許可を要求することができる。その後、iOS/iPadOSがWebアプリ通知の送信を許可するようユーザーに求め、許可されるとユーザーはiPhoneやiPadの他のアプリと同様に、通知設定でWebアプリごとにこれらの許可の管理が可能になる。
Webアプリからの通知は、他のアプリからの通知と同じように機能し、ロック画面、通知センター、ペアリングされたApple Watchに表示される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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