米Microsoftは、コードエディタVisual Studio Code向けの、Python/Jupyter拡張機能の2023年12月版を12月7日(現地時間)にリリースした。
2023年12月版の拡張機能では、「Run」ボタンを押すと表示されるメニューに、デバッグオプションが追加されている。launch.jsonがワークスペースにある状態で「Python Debugger: Debug using launch.json」を選択すると、デバッガで利用可能な構成が表示される。launch.jsonがない場合は、デバッグ構成テンプレートを選んで、Pythonアプリケーション用のlaunch.jsonファイルを作成するよう求められる。
また、Pylanceを使用する際にPythonプロジェクトの型関係を、より簡単に探索およびナビゲートできるようになった。この機能は、複雑な型関係を持つ大規模なコードベースを操作する際に役立つ。
あわせて、選択されたデフォルトのターミナルが、PowerShellまたはコマンドプロンプトである場合に、ターミナルで自動的にアクティブ化された仮想環境のコマンドサポートを、非アクティブ化することが可能になった。将来的には、さらに多くのターミナルのサポートを予定している。
さらに、Python 2のソースコードなどサポートされていないPythonコードを含むPythonファイルによって、kbstyleを通じてSmart Sendを使おうとすると、警告メッセージとREPL Smart Sendを無効にする設定が表示されるようになった。
そのほか、Visual Studio CodeにおけるPythonおよびJupyter Notebookの操作エクスペリエンスを向上するための、さまざまな機能強化や改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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