デモとともに見るGitHub Copilotの機能
AIネイティブな開発のためのプラクティスを説明する前に、まずは服部氏が、GitHub Copilotが備えている機能をデモを交えて解説した。
例えばコードの解説を生成するには、「@workspace」でスコープをワークスペースの中に限定し、「/explain」で解説を書かせる指示を出す。このように「いちいちプロンプトを書かなくても助けてくれるのがGitHub Copilotの強み」だと服部氏は言う。
また、インラインチャットの機能も紹介。例えば効率の悪いコードのリファクタリングにおいて、差分を確認しながらコードの近くでチャットを使える。
「もちろんエンジニアがコードの行方をハンドリングする必要がありますが、かなりのことがエディターの中で完結する体験を実現しています」(服部氏)

さらに、GitHub Copilot Enterpriseで提供される新たな機能についても解説した。
先述のプルリクエストの概要生成では、「ボタン一つで変更差分を取ってきて、どういう観点で何をレビューしてほしいかレビュアーに説明できるので便利」と服部氏。では、そのプルリクエストが送られたあと、レビュアーはどのような体験になるのか。実は、GitHub Copilot Chatで具体的な変更点を「自然言語で」確認することができる。

「これによって、チームに新しく入ったメンバーのコードベースへのオンボーディングも簡単です。レビューはするものの、普段からコードベースを深く見ていない方にも使い勝手がよいと思います」(服部氏)