Linux Foundationは3月18日、環境に優しいアプリケーションの構築・保守・実行に関する基本的な知識を学習できる無料オンラインコース「グリーンソフトウェア 実践(LFC131-JP)」を発表した。このコースは、英語で提供されている「Green Software for Practitioners(LFC131)」を日本語で受講できるようにしたもの。
現在、環境に優しいグリーンソフトウェアへの関心が高まっている。しかしその構築には、従来のカリキュラムではカバーできない専門的な知識が必要であり、さらに共通言語や標準化された用語の不足から、プロセスが複雑化している。このため、業界全体の連携した取り組みが進展しにくい状況にある。
また、企業がグリーンソフトウェア開発に取り組む際には、開発チームがグリーンソフトウェアの原則を理解していることが重要。そのため、環境に配慮した原則について、最低限かつ一貫した理解度に達しているかどうかを確認するための評価方法も求められる。
Linux FoundationがGreen Software Foundationと提携し開発した「グリーンソフトウェア 実践」コースでは、ソフトウェア実践者がグリーンソフトウェアの原則を理解することを支援する。スキルレベルや経歴に関係なく、あらゆるソフトウェア実践者に、環境に優しいアプリケーションの構築・保守・実行に関する基本的な知識を提供する。ベンダーニュートラルなカリキュラムには、ソフトウェア開発の文化をよりグリーンな方向に進化させるのに役立つ内容も含まれる。
本コースは、セルフペースで学習できる2時間のオンラインコースで、無料で受講できる。コースを修了した人には、デジタルバッジが送られる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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