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イベントレポート

Flutterを活用している企業が大集合! 開発ノウハウを実践事例から学ぶ

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FlutterにおけるE2Eテストに「Maestro」を選んだ理由

 最後はENECHANGE株式会社 エネルギークラウド事業部 エンジニアの片田優太氏が登壇した。Flutterにおけるテストは、3つに大別される。単一の関数・メソッド・クラスの検証をするUnit Test、単一のウィジェット(コンポーネント)を検証するWidget Test、アプリ全体や複数機能を結合した検証をするIntegration Testだ。

 FlutterアプリでIntegration Testを実装する際には、複数のツールの選択肢がある。ENECHANGEでは実現したいことやメンバーの特性、実装コストなどを鑑みた結果、「integration_test」「Maestro」を候補として、どちらを導入するかの調査を行った。そのうえで、「自社のユースケースでは『Maestro』が有力」という結論に至ったという。

 「Maestro」はシンプルに使えて効果的なモバイルUIテストフレームワークだ。このフレームワークでは、Flowsと呼ばれるyamlファイル形式で記述を行う。OS表示のUI(権限確認ダイアログなど)も操作でき、Maestro Cloudを使うことでCI上での実行が可能だ。さらに、処理の遅延を考慮しているため、基本的にsleep()を入れる必要がない。さらにセッション後半では「Maestro」活用のTipsについて説明がなされた。

 
 「Maestro」活用にはさまざまなTipsが存在する

 そして片田氏は「利点の多いフレームワークのため、ぜひ『Maestro』を試してほしい」と推奨した。

 こうして5名の発表が終了。イベント全体を通じて、有益な学びにあふれていた。

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この記事の著者

中薗 昴(ナカゾノ スバル)

 週の半分はエンジニア、もう半分はライター・編集者として働くパラレルキャリアの人。現職のエンジニアとして培った知識・経験を強みに、専門性の高いIT系コンテンツの制作を行う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/19687 2024/07/04 11:00

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