SHIFT AIは、同社の運営するAI大学「SHIFT AI」のコミュニティ会員を対象に実施した、年収・キャリアに関するアンケート調査の結果を4月9日に発表した。同調査は、2月7日〜14日の期間に行われ、877名から有効回答を得ている。
調査対象者に現在の年収を尋ねたところ、日本の平均を上回る傾向があり、世代を問わず安定した収入を確保していることがわかった。とりわけ20〜60代の幅広い世代で日本の平均年収を超えており、会員全体の平均年収も492.1万円と日本の平均459.5万円を上回っている。

AIスキルによって職業に変化があったかを尋ねた質問では、「変化あり」という回答が20.8%と5人に1人がキャリアチェンジしたことが明らかになった。キャリアチェンジ率と年収を合わせてみると、年収500万円以上の人はいずれも「キャリアチェンジした」という回答が20%超に達している。

職業の変化(キャリアチェンジ)内容について尋ねたところ、「変わらない」が8割近くを占める一方で、「本業は変わらないが副業を開始した」(13.94%)が比較的多く、ほかにも会社の中での異動や昇進、個人事業主として開業、法人起業といった回答もみられた。

職業の変化(キャリアチェンジ)内容を年代別でみると、若い世代ほどキャリアチェンジ率が高い一方で、60代以上でも副業開始や個人事業主として開業をしている人もいる。

キャリアチェンジに影響したAIスキルを尋ねた質問(複数回答)では、「エンジニアリング」(53.06%)がもっとも多く、「動画生成」(39.06%)、「マーケティング」(37.04%)がそれに続いた。「エンジニアリング」では、「SHIFT AI」の教材習得を完了した人の半数超がキャリアチェンジを実現している。

「SHIFT AI」への入会期間別の年収変化としては、入会後にAIを体系的に勉強し始めてからどの期間でも年収増加がみられ、長く続けるほど年収が上がっていく傾向がみられる。とりわけ、1年以上継続して勉強した人では年収増が半数超に達している。また、入会6か月以上の人の平均年収は日本の平均年収より56.35万円高かった。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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