アイエスエフネットは、アイエスエフネットグループのITエンジニアを中心とする従業員を対象に実施した、ワークライフバランスに関するアンケート調査の結果を4月9日に発表した。同調査は、2024年9月9日〜10月11日の期間に行われ、2677名から回答を得ている。
同調査の結果から、仕事(ワーク)と生活(ライフ)のバランスについて0〜10の11段階で評価したところ、「5」(バランスが取れている)という回答が37.1%でもっとも多く、「ワーク寄り」(35.9%)がそれに続いた。

この評価を踏まえて、現在のワークライフバランスに対する満足度を尋ねた結果、生活の比重が高いと満足度も高い水準にあることが明らかになっている。なお、ワークライフバランスに満足している従業員からは「残業が少ない」「常駐のシフト制勤務でも、有給休暇を希望通り取得できている」といった意見が寄せられた。一方、「やや不満」または「不満」と答えた従業員からは、「退勤後や休日でも仕事のことを考えてしまう」「突発的な業務や障害対応が多く、プライベートの予定を立てにくい」といった声が寄せられている。

在宅のみ、出社のみ、出社+在宅それぞれの勤務形態における満足度は以下の通りとなった。在宅勤務のみの従業員は、「コミュニケーションの難しさ」がおもな課題として挙げられている。また、出社勤務が多い従業員は「休暇・休憩の取得がしにくい」「業務時間の管理が難しい」といった時間管理に関する課題が増加傾向にある。出社のみの従業員は、「健康・体調面の負担が大きい」との意見が多く、業務や通勤の負担が影響している可能性がある。

そのほか、管理職への意欲については「就きたい」「どちらかといえば就きたい」という回答が48.9%となった。管理職に対する関心は高いものの、ワークライフバランスとの両立や責任の重さを懸念する意見も多く、管理職業務のイメージがつきにくいという意見もみられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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