柳井です。 島津忠夫の「新版 百人一首」を読みました。通常の百人一首の本とは違い、選者の藤原定家がどういった観点で選んだかに主眼を絞って解説しているという変わった本です。 この本を読んで、非常に面白かった点があります。それは、これまで私の頭の中でばらばらに歌が並んだものだった百人一首が、きれいに整理されたことです。一人の基準となる人間を置き、その人物との相対的位置付けで各作者と各歌を並べることで、それぞれの歌が意味を持って頭の中に収めることができました。 このように、雑多な情報がある場合に、規準となる物を決め、その基準との相対的な関係で物事を把握していくことは、物事の理解に非常に有効です。これは、戦国時代を把握するために、織田信長を中心に据えるようなものです。 物事に望む際に、適切な基準点を探す。そういったやり方は重要だなと感じました。 |
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連載4コママンガ。毎週火曜日更新。水以外の弱点が露呈し、大敗を喫した光度軍団。ナポレオンと同様に島流し…。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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