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「Visual Studio 2008 Ready Day」 Web技術の開発統括者が初来日

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2008/01/21 16:15

マイクロソフトは1月21日、Visual Studio 2008の導入イベント「Visual Studio 2008 Ready Day」を開催。同社のWebテクノロジー開発を統括するScott Guthrie氏が初来日し、冒頭のキーノートでVisual Studio 2008、および.NET Framework 3.5の魅力を語った。

 マイクロソフトは1月21日、企業向けソフトウェア/システムの開発者を対象にした、Visual Studio 2008の導入イベント「Visual Studio 2008 Ready Day」を開催した。

 同社のWebテクノロジー開発を統括するScott Guthrie氏が初来日し、冒頭のキーノートでVisual Studio 2008(以下、VS 2008)、および.NET Framework 3.5の魅力を語った。

Scott Guthrie氏 - General Manager, Microsoft Corporation
Scott Guthrie氏 - General Manager, Microsoft Corporation

マルチターゲットのサポート

 VS 2008の大きな特長として、まず「マルチターゲット」のサポートを強調した。

 従来のVSでは、特定バージョンの.NET Frameworkのみをサポートしていたが、今回は2.0/3.0/3.5に対応しているため、例えば.NET Framework 2.0の古いプロジェクトであっても、いち早くVS 2008の新機能を活用できる。

 バージョンに合わせて、新規プロジェクトやツールボックスで表示される機能が自動的にフィルタリングされたり、バージョンの変換がプロジェクトのプロパティで選び直すだけで行えたりするなど、バージョン管理も容易だ。

新しいデータコントロール、LINQ

 続いて、.NET Framework 3.5にアップグレードする理由の一つとして、「LINQ(Language Integrated Query)」を紹介した。

 LINQを使うと、さまざまなデータに対して.NET言語から統一的な手法でアクセスできるようになるため、一度学んだスキルを幅広い用途で使うことができる。簡潔明瞭なため、より早くバグの混入しにくいプログラムを作ることも可能。また、SQLデザイナで視覚的に定義したデータベースは、O/Rマッパーにより.NETのオブジェクトとして扱えるようになる。

 なお、質疑応答において、データアクセスをもっと簡単にするための「ダイナミックデータ」というアドオンを、今年の終わり位に提供したい考えも示された。LINQのオブジェクトリレーションを元に、HTMLでのデータ編集画面(選択、編集、ソート、フィルタ、ページングなど)を自動生成してくれるといったもの。

AJAXのサポート強化

 ASP.NET AJAXが同梱されるようになった他、JavaScriptのインテリセンス/デバッグなどもサポート。インテリセンスはビルトインクラスやプロパティだけでなく、自作のライブラリにも対応しており、アノテーションも付けられる。

HTML/CSSデザイナの強化

 「Expression Web」と同じ機能を実装することで、HTMLレンダリングが非常に高速になり、ほぼリアルタイムで修正内容が確認できる方になった他、HTMLソースとデザイン画面を同時に表示するスプレットビューにも対応。

 CSSに関しては、定義の一覧表示の他、実際にスタイルが使用されているか(丸印が付く)、使用回数、継承によるオーバーライドの様子なども確認できる。

.NET Frameworkライブラリのソースコード公開

 ビルトインコードが公開され、デバッグできるようになったため、.NETアプリケーションの内部で何が起こっているのか、どうインプリメントしているかを理解できる。マイクロソフトから逐次ソースをダウンロードするようになっており、ソースにはコメントも含まれている。

クライアント開発

 クライアント開発では、Office開発がコアで組み込まれたのが特徴的。Windows FormやWPFをOfficeの中で使えるようになった。また、ユーザーインターフェイスとロジックの完全分離によるデザイナーと開発者との協業、ClickOnceによるアプリケーション自動更新の仕組み、ASP.NET 2.0で提供されていたユーザ管理機能がクライアントアプリケーションでも利用可能に、など、様々な面で強化されている。

エンタープライズ開発

 Professional Edition以上で単体テストができるようになり、テストドリブン開発もサポート。WF(Windows Workflow Foundation)では、ワークフローデザイナーでプロセスをモデル化したり、ワークフローベースでデバッグしたりできる。WCF(Windows Communication Foudation)でWebサービスなどの各種サービスの結合が容易になった。

モバイルデバイスに対して

 モバイルデバイスに対しては、LINQへの対応や、オフラインデータのサポート、UIのインタラクティブ性、表現力の改善などを挙げた。

Visual Studio 2008特設ページ

 以上のような特長が示された後、続く各セッションでは、マイクロソフトのエバンジェリストにより、VS 2008の各機能の詳細が解説された。

 なお、関連情報については、CodeZineの特設ページを併せて参照のこと(入門記事は、1月下旬より随時公開予定)。

  

  

  

  

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