今回作成するアプリ
仮実装のモックサービスだった画像生成ロジックを、OpenAIのImage Generation APIを使った実装に置き換え、次のようなアプリを作成します。

OpenAI APIの概要
Image Generation APIは、OpenAIが提供する画像生成AIで、テキストプロンプト(指示文)から詳細な画像が生成できます。今回は、このAPIを使って、画像を生成する機能を実装します。OpenAIの画像生成モデルは「gpt-image-1」が最新モデルですが、使用に本人確認が必要となり、手間がかかるので、今回は、一つ前のモデル「DALL-E 3」を使います。
なお、OpenAI APIでの画像生成は、従量課金制で、実際に画像生成するには、あらかじめトークン(前払いポイントのようなもの)として入金しておく必要があります。執筆時点では、1枚(1024x1024ドット、標準品質)あたりの料金は、$0.04(6円程度)です。
APIキーの取得
OpenAI APIを使用するには、まずAPIキーを取得する必要があります。OpenAIのWebサイトにアクセスし、アカウントを作成してAPIプラットフォームにログインします。ダッシュボードから「API Keys」セクションを開き、「Create new secret key」ボタンをクリックしてAPIキーを生成します。このキーは一度しか表示されないので、安全な場所に保存しておきましょう。

OpenAI用ライブラリの追加
OpenAIのAPIは、REST APIなので、基本的にはHTTPリクエストを使って利用可能です。ただし、C#から簡単に利用できるよう、.NET用のSDKが公式に提供されているので、今回はそのライブラリを利用することにします。
ImageGenerator.Sharedプロジェクトに、NuGetパッケージマネージャーを使用して、OpenAI .NET API libraryをインストールしておきます。