付録1.PostgreSQLのインストール
CentOSのインストールが完了した時点から説明を始めます。まずはPostgreSQLのインストールを行います。CentOSのパッケージから必要なRPMファイルがインストールされているかどうか確認しましょう。もしインストールされていない場合は、以下のコマンドで対応します。
cd (libtermcap-develが存在するディレクトリ) rpm -ihv ./libtermcap-devel-2.0.8-46.1.i386.rpm rpm -ihv ./readline-devel-5.1-1.1.i386.rpm
PRMファイルの確認が済んだら、PostgreSQLのインストールを行います。なお、make install
コマンドはPostgreSQLの実行ユーザ(今回はpostgres)で実行してください。
mkdir /usr/local/postgres825 chown postgres /usr/local/postgres825 cd (postgresql-8.2.5.tar.gzを解凍したディレクトリ) ./configure --prefix=/usr/local/postgres825 make su postgres make install
環境変数を定義します。なお次回ログイン時に備えて、ユーザディレクトリにある「.bashrc」に同じコマンドを追加しておきましょう。
export PG=/usr/local/postgres825 export PGDATA=$PG/data export PATH=$PG/bin:$PATH export LD_LIBRARY_PATH=$PG/lib
付録2.Apache HTTP Serverのインストール
次はApache HTTP Serverです。以下の手順でAPR、APR-Util、HTTPServerのインストールを行います。
cd (httpd-2.2.6.tar.gzを解凍したディレクトリ) cd srclib/apr ./configure --prefix=/usr/local/apr-httpd/ make make install
cd ../apr-util ./configure --prefix=/usr/local/apr-util-httpd/ \ --with-apr=/usr/local/apr-httpd/ \ --with-pgsql=/usr/local/postgres825 make make install
cd ../../ ./configure --prefix=/usr/local/apache22 \ --with-mpm=worker \ --with-apr=/usr/local/apr-httpd/ \ --with-apr-util=/usr/local/apr-util-httpd/ \ --enable-mods-shared=all \ --enable-modules=all \ --enable-proxy \ --enable-cache \ --enable-disk-cache \ --enable-mem-cache \ --enable-ssl make make install
ここでも環境変数を定義します。先ほどと同じ要領でユーザディレクトリの「.bashrc」に定義を追加しておきましょう。
export PATH=$PATH:/usr/local/apache22/bin
付録3..ClearSilverのインストール
今度はClearSilverのインストールを行います。手順は以下のとおりです。
cd (clearsilver-0.10.5.tar.gzを解凍したディレクトリ) ./configure make make install
付録4.JavaSE6とApache Tomcatのインストール
ここではJava SE Development Kit 6(以下JavaSE6)のインストールを行います。「jdk-6u3-linux-i586-rpm.bin」を保管したディレクトリに移動し、パーミッション変更を行ったらファイルを実行してください(バージョンなどは適宜読み変えてください)。
cd (jdk-6u3-linux-i586-rpm.binを保管したディレクトリ) chmod 755 ./jdk-6u3-linux-i586-rpm.bin ./jdk-6u3-linux-i586-rpm.bin
使用許諾が英語で表示されるので、「yes」と入力してインストールを実行します。
jdkのインストールが終わったら、「apache-tomcat-6.0.14.tar.gz」を保管したディレクトリに移動します。パーミッションを変更し、アーカイブを展開してください。特にインストール操作を行う必要はないので、ディレクトリ全てを任意のディレクトリに移動させてください。
cd (apache-tomcat-6.0.14.tar.gzを保管したディレクトリ) tar zxvf ./apache-tomcat-6.0.14.tar.gz mv ./apache-tomcat-6.0.14 /usr/local/tomcat6
ここでも環境変数を定義します。「.bashrc」への追記も併せて行ってください。
export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.6.0_03 export PATH=$PATH:/usr/local/tomcat6/bin:/usr/java/jdk1.6.0_03/bin