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開発用エディタのド定番「VSCode」を使いこなそう

Copilot Agents Windowでエージェントファーストに進化したVS Codeを試そう

開発用エディタのド定番「VSCode」を使いこなそう 第17回

 本連載では、VSCodeにフォーカスし、基本的な使い方から拡張機能の活用、そして本格的な開発現場での利用を想定した高度な機能までを紹介していくことで、読者がVSCodeマスターになるお手伝いをします。第17回では、VS CodeのCopilot Agents Windowを紹介します。Agents Windowは、VS Codeをコードファーストからエージェントファーストに変化させる画期的なVS Codeの動作モードです。Agents Windowで何が変わるのか、開発者はどのようにプロジェクトの構築と更新に関わっていくのかということを、簡単なプロジェクト例とともに紹介します。

はじめに

 Microsoftの提供するVisual Studio Code(VS Code)は、2015年の最初のリリースから、今では開発用エディタの定番の座を占めるまでになりました。これには、無償で使えることも大きいですが、何よりエディタとしての使いやすさ、そしてさまざまな拡張機能によっていくらでも使い勝手を向上させたり、利用の領域を拡げられるということも大きいでしょう。

 本連載では、このVS Codeにフォーカスし、基本的な使い方から拡張機能の活用、そして本格的な開発現場での利用を想定した高度な機能までを紹介していくことで、読者がVS Codeマスターになるお手伝いをします。

対象読者

  • テキストエディタメインで開発してきた方
  • Visual Studioより軽い環境が欲しいと考えている方
  • Visual Studio Codeをもっと使いこなしたいという方

必要な環境

 本記事の内容は、以下の環境で動作を確認しています。

  • macOS Sequoia 15.7.7
    • Visual Studio Code 1.126.0(June 2026)

Copilot Agents Windowとは

 本稿のテーマであるCopilot Agents Window(以降、Agents Window)とは、一言で表現すれば「AIエージェントの作業に特化したVS Codeのウィンドウ」です。公式では、「Agent-driven development」すなわち「エージェント駆動開発」のための機能と称しています。2026年5月にリリースされたVS Code 1.120で、Stable版プレビューがリリースされました。Stable版ではありますがプレビュー扱いであるので、将来のバージョンでは仕様が変更される可能性があることに注意が必要です。

Agents Windowの特徴

 従来の、エディターを中心としたウィンドウは、コードの読み書きに特化されたもので、エージェント作業はセカンダリサイドバーにおいて行うものでした。これはコード中心なので「コードファースト」のアプローチです。

 Agents Windowは、エージェント作業に特化されたVS Codeの新しいウィンドウ形態であり、従来サイドバーで行っていた作業をすべて独立したウィンドウで行うことができます。エージェントが前面に来ることから、「エージェントファースト」のアプローチと言えます。

 Agents Windowは、従来のウィンドウを置き換えるものではなく、共存して動作します。すなわち、コードを確認して修正する作業と、コードを生成したりレビューする作業を並行して行うことができます。ただし、これだけだと「従来でもできていたのでは?」と思われる読者もいるかもしれません。

 Agents Windowでは、複数のセッション(エージェントが実行するタスク)を同時実行できます。複数のセッションを同時に実行できることで、異なるワークスペース、リポジトリに対して1つのウィンドウで作業することができます。作業対象のワークスペースやリポジトリごとにウィンドウを切り替える手間もなく、全容を一望できるのが最大の特徴です。

 また、エージェントによるコードの変更は「変更」パネルにまとめられるので、その内容を確認したり、採用/破棄などのコントロールが一箇所で可能です。

 一つの窓口で、プロジェクトにまたがる作業をエージェントに委ねることができる。これがAgents Windowの最大の魅力でしょう。

Agents Windowの利用条件

 Agents Windowの利用において必要な条件は、従来から大きく変わるものではありません。GitHub Copilotの機能を利用するために、GitHubのアカウントとGitHub Copilotの利用契約が必要です。無料枠でもある程度利用可能ですが、本格的な利用にはPro以上のプランへの加入を推奨します。本稿は、Proプランを前提として解説します。

[NOTE]前身はAgents Application

 Agents Windowは、Stable版リリースまでInsiders向けにリリースされていた、Agents Applicationです。そこで蓄積されたフィードバックを反映する形で、VS Code 1.120でStable版のAgents Windowとして整理・統合され、プレビューリリースされました。

次のページ
Agents Windowの開き方と画面構成

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 山内 直(WINGSプロジェクト ヤマウチ ナオ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。出版社を経てフリーランスとして独立。ライター、エディター、デベロッパー、講師業に従事。屋号は「たまデジ。」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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