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![]() 柳井です。 芥川 龍之介の「河童・或阿呆の一生」を読みました。その本の表題作「河童」で、ぞくっとするシーンがありました。 この作品では、河童たちは人間と同じように高度な社会を作っています。しかし、彼らには失業問題がありません。それはなぜなのか? 河童の世界では、首を切られた労働者たちは、食肉となり、家庭の食卓に上るからです。 主人公は、河童たちにその行為の残酷さを訴えます。すると河童たちが反論します。人間は、貧しい人を売春婦にしているじゃないかと。 実際、私たちの世界は、多くの経済的弱者の人々の上に成り立っています。ビジネスで利潤を追求する合間にも、そういった世界の上で自分たちが仕事をしているのだと振り返る必要があると思います。 |
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