はじめに
前回までは、クライアントサイドのCurlとサーバーサイドのJavaとで通信を行う方法を紹介してきました。今回は、主にCurlのコンポーネントを紹介します。Curlのコンポーネントを利用すると、Javaと比べグラフなどの表示を簡単に行うことができます。
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コンポーネントとは
Curlでコンポーネントと言った場合には、主にUIコンポーネント群を指します。
UIコンポーネントには、入力フィールドやボタンの他に、連載第2回目のサンプルで使用した表を表示するGridコンポーネントや、グラフを表示するChartコンポーネントなどがあります。
グラフの描画方法
Javaでグラフを描画するには
Javaのみで動的なグラフを描画するには次のようなプロダクトを利用し、サーバーサイドで生成した画像をクライアントサイドに返す方法があります。
上記の方法の場合は、次のような実装が必要になります。
- データの取得部分
- グラフの生成部分
- グラフをレスポンスとして返す部分(Servletなど)
- 表示させる部分(<img>タグの記述など)
CurlのChartコンポーネント
Curlを利用した場合は、前述のグラフの生成部分から表示させる部分までを、クライアントサイドで容易に実現できます。コードも分散せずに、一箇所で記述することが可能です。
Curlでグラフの表示を行うには、Chartコンポーネントを利用します。それではCurlでグラフを描画してみましょう。