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Javaで学ぶグラフィックス処理

交通標識の認識を目的とした赤の抽出とノイズの除去

抽出範囲をHSVダイヤグラムで確認する


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交通標識の認識は、画像処理の応用の例として、各所で鋭意研究されています。本稿では、「禁止」や「制限」を意味する赤の標識をまず色で抽出し、ノイズを除去する方法を紹介します。

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はじめに

 交通標識の認識は、画像処理の応用の例として、各所で鋭意研究されています。「禁止」や「制限」を意味する赤の標識をまず色で抽出し、ノイズを除去する方法を紹介します。

対象読者

 交通標識の認識の自動化に興味を持ち、特にその前段階としての赤色の抽出に関心のある人。

必要な環境

 J2SE 5.0を使っていますが、これより古いバージョンでも、本稿のコードをコンパイルし実行することができます。ただし、添付のコンパイル済みアプレットの実行には、J2SE Runtime Environment 5.0が必要です。

概要

 コンピュータによる交通標識の認識は、安全性の向上や法令の遵守などのために、自動車メーカー他で広く研究されています。交通標識の認識は、一般に下記の段階を経て行なわれます。

  1. 色による交通標識の抽出
  2. ノイズの除去
  3. 形状による最終的な認識

 以上のうち、本稿では、1.と2.について紹介します。3.については、筆者によるCodeZineの『Hough変換による画像からの直線や円の検出』に、その一例が示されていますので参照してください。

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この記事の著者

石立 喬(イシダテ タカシ)

1955年東京工大卒。同年、NECへ入社し、NEC初のコンピュータの開発に参画。磁気メモリ、半導体メモリの開発、LSI設計などを経て、1989年帝京大学理工学部教授。情報、通信、電子関係の教育を担当。2002年定年により退職し現在に至る。2000年より、Webサイト「Visual C++の勉強部屋」を公開。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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